『愛の不時着』キム・ジョンヒョンと“前”所属事務所が激しく対立…「名誉を取り戻す」のはどちらか

2021年05月13日 話題

『愛の不時着』に出演した俳優キム・ジョンヒョンが所属事務所O&エンターテインメントの“契約満了”を知らせ、「誤った事実関係を正し、失墜した名誉を取り戻す」と明らかにし、所属事務所との法的な攻防を予告した。

キム・ジョンヒョン側は5月12日、O&エンタと専属契約が満了したと正式に発表。先立って彼は、O&エンタとの専属契約期間の算定で葛藤を見せ、2018年のドラマ『時間』を途中降板した背景などで論議の中心に立ったりした。

キム・ジョンヒョン側は、O&エンタとの専属契約と関連して「キム・ジョンヒョンと彼の代理人である俳優キム・ジョンヒョンの兄は、契約期間についての意見の違いが発生した直後から専属契約満了日の昨日(2021年5月11日)まで、語られていない多く事情があったものの泥沼の争いになることを避けるために言葉を惜しんだまま、前所属会社と最大限の協議を通じて、“マネジメントに対する”すべてのことを円満に解決しようとした」とし、「この間、協議のための接触もあったが、所属事務所側の協議に対する真正性、誠実性が疑わしい状況が続いた」と述べた。

キム・ジョンヒョン

続いて「私たちは、所属事務所と親会社がこれ以上、交渉の意志がないものと判断し、法務法人ユルと俳優キム・ジョンヒョンの失墜した名誉と誤った事実関係を正したい」と強調し、ドラマ『時間』出演時、健康状態が良くないにもかかわらず無理なスケジュールを強行され、途中降板することになったと主張した。

キム・ジョンヒョン側の主張によると、キム・ジョンヒョンは『時間』のキャスティング前から健康上の問題を訴えており、実際に制作発表会当日に嘔吐するなど、健康状態が非常に悪かったという。しかし所属事務所はそれを無視し、スケジュールを強行して所属俳優を保護する義務を果たさなかった。

【写真】『時間』制作発表会当日、キム・ジョンヒョンの様子とは?

それとともに「毎年赤字を出して廃業手続きを踏むなかで、俳優キム・ジョンヒョンの契約満了に関連するイシューだけをメディアに提起する理解できない行動で名誉を失墜させた」と指摘し、法的対応に乗り出す意志を見せた。

“前”所属事務所側は強く反論

そんなキム・ジョンヒョンに対して、O&エンタ側もすぐに公式立場を発表して反論。去る3月から廃業の手続きを踏んでいたとの報道と、キム・ジョンヒョンと専属契約紛争が起きた理由を伝えている。

O&エンタ側は「事業構造の再編過程にある。キム・ジョンヒョンを除くO&エンターテインメント所属の6人の俳優は、専属期間の間、契約を誠実に履行したし、円満に契約を合意解除する手順を踏んだ」と説明した。

しかしキム・ジョンヒョンと関連しては、「活動期間中に私的な理由で11カ月間、正常な活動をしなかった。その期間、O&エンターテインメントはキム・ジョンヒョンの再起のために物心両面のサポートを惜しまず、再び正常な活動をすることになった」とし、「キム・ジョンヒョンに対する契約終了と解除の問題は、別の手順で行われるべき」と指摘した。

O&エンタ側は、「キム・ジョンヒョンは去る3月、一方的に専属契約満了を主張する内容証明を送ってきた。また契約違反疑惑まで浮上した」とし、「O&エンターテインメントは芸能仲裁機構の判断を受けるために陳情書を提出しており、円満に解決しようと努力してきた。今日報道されたキム・ジョンヒョン側の記事のO&エンターテインメントに関連する主張は、一方的で事実とは別の話」と主張した。

そして「事実と異なる内容を継続的に記事化することを座視せず、法的に対応する」と付け加えた。

両者ともに法的対応を予告し、一歩も引かない様相だ。

これまでの経緯を改めて振り返ろう。

キム・ジョンヒョンは去る4月8日、『愛の不時着』で恋人役として呼吸を合わせた女優ソ・ジヘとの熱愛説に包まれたなか、ソ・ジヘの所属事務所である文化倉庫と専属契約について話し合ったという事実が知らされ、所属事務所との専属契約に関する紛争が表面化した。

ソ・ジヘ(左)とキム・ジョンヒョン

キム・ジョンヒョン側は専属契約期間が5月に満了すると主張。しかしO&エンタ側は、キム・ジョンヒョンが健康上の問題で『時間』を途中降板し、活動休止した期間を含めて専属契約の有効期限が11カ月残っていると対抗した。

その過程でキム・ジョンヒョンが『時間』を降板したのは、健康上の問題ではなく、当時の恋人だった女優ソ・イェジの指示があったからとの報道が飛び出し、大きなイシューとなった。

様々な議論についてキム・ジョンヒョンは4月14日、手書きの謝罪文を発表。『時間』出演当時の制作発表会での良くない態度と、降板したことについて謝罪した。

彼は「プライベートの問題で不祥事を招いた。主人公役であり、俳優として、責任を果たすこともできなかった。いかなる弁解の余地もなく、お詫び申し上げる」と伝えた。

いずれにしても両者の公式立場を見ると、キム・ジョンヒョンと所属事務所の葛藤は、今も解消されてはいないことがわかる。今後、両者が法廷で争うことになるのか、注目を集めている。

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