韓国で開催される全州(チョンジュ)国際映画祭の組織委員会が、ロシアによるウクライナ侵攻に反対の声を上げた。
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全州国際映画祭組織委員会は3月3日、公式ホームページやSNSを通じ、以下のように伝えた。
「全州国際映画祭はロシアのウクライナ侵攻に反対します」とし、「去る2月24日から、ロシアはウクライナ全域をミサイルや戦争など大量の人命殺傷兵器を用いて攻撃しています。これにより、ウクライナでは多くの民間人死傷者が発生しました」と発表。
また、「主権侵害の苦しみを味わった我々共同体、さらに国際社会の一員として、全州国際映画祭はロシアの進行を強く糾弾します。この種の暴力はいかなる状況であっても正当化できません。全州国際映画祭は、ウクライナの主権及び領土保存の意思、民主主義への熱望を強く支持し、国家の一方的な決定に反対し始めたロシア現地の映画関係者、芸術家、国民の勇気も支持します」と続けている。
そして最後に、「ウクライナ国民の無事と安寧をお祈りします」と伝えた。
全州国際映画祭は、これまでも国際社会の平和に向けて地道に声を上げ続けてきた。昨年には、全世界的なイシューに浮上したミャンマーの民主化運動を支持する公式声明を、韓国国内10の国際映画祭とともに発表するなど、汎世界的な平和維持のため活動を続けている。
なお、第23回全州国際映画祭は韓国・全羅北道(チョルラブクト)全州市の映画通り一帯で、来る4月28日から5月7日までの10日間開催される予定だ。
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