BTS(防弾少年団)のメンバー、JIMINのソロ曲『LIE』が起こした奇跡が話題になっている。
韓国tvN SHOWの番組『フリーハン19』(原題)が去る12月20日、「クリスマスの奇跡」というテーマで、JIMINの歌声が作った奇跡の物語を紹介した。
それによると物語の主人公は、カナダ在住のKingsleyさん家族。脳卒中による全身麻痺と認知症で闘病していた父親の病状が悪化し、意識が戻らなくなった。食事のときだけでも意識が戻ってくるようにしなければならないと医師は診断したが、方法が見つからなかったという。
そんなある日、Kingsleyさんが偶然、JIMINの『LIE』を聴いていると、奇跡的に父親の意識が回復。それからは食事のたびに『LIE』を流して過ごしたとのこと。KingsleyさんはJIMINに感謝の気持ちを込めて、JIMINの故郷である釜山(プサン)の老人たちにお弁当を無料で提供したそうだ。
その後、KingsleyさんはARMY(BTSファン)と連絡を取り合い、去る10月1日に父親が亡くなったことを伝えた。また、JIMINの『LIE』を聴いて父親の意識が回復し、3カ月間、家族や病院関係者たちと一緒に聴き、父親の葬儀を行っている間もこの曲を流したと明かした。Kingsleyさんは、歌詞の意味はよく知らないが、自分たちの家族にとってはとても重要な意味を持つ歌だと伝えた。
さらにJIMINに感謝を伝えたい気持ちを込めて、12月10日にユニセフカナダに「We love you JIMIN」というメッセージで寄付したとも述べた。まさにドラマのような感動的な話だ。
2016年に発表されたBTSのアルバム『WINGS』に収録されたJIMINのソロ曲『LIE』は、彼が初めて作詞作曲に携わった曲。JIMINの甘美なボーカルが存分に生かされ、美しく繊細な曲だ。
◇JIMIN プロフィール
1995年10月13日。本名パク・ジミン。ダンスの実力が高く評価され、釜山芸術高等学校舞踊科へ首席で入学した。高校2年生の頃に現在の所属事務所Big Hitエンターテインメントのオーディションを通じて練習生に抜擢され、ソウルへ上京した。韓国芸術高等学校に転校するのだが、偶然にも同じくBTSのメンバーVとクラスメイトに。グループ内ではリードボーカルとメインダンサーを担当している。
■【写真】「おかえり!」グク、JIMIN、JINがLAから無事帰国
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