歌手フィソンが釜山(プサン)でコンサートを開催する。
2018年の公演から長らくフィソンのステージを待ってくれたファンに、感謝を直接伝える温かく癒しになる公演を準備する。特に昨年から個人的な問題と共に、新型コロナ感染拡大中に開催する単独コンサートであるだけに、ファンに会うための準備が盛んだ。
所属事務所RealSlowカンパニーによると、フィソンは来る12月24日に釜山KBSホールで「クリスマスコンサート」を開催する。
今回のコンサートでフィソンは、『Insomnia』『I'm missing you』『With me』などのヒットソングをはじめ、来年発表予定の新曲などを披露する予定だ。
しかしフィソンの久しぶりのコンサート開催については、批判の声が大きい。フィソンが自粛期間を持たずに活動することへの非難だ。
先立ってフィソンは2019年9月から11月にかけて、12回にわたって“牛乳注射”と呼ばれるプロポフォール3910mlを購入し、11回にかけて3690mlを投薬した容疑で起訴された。
特に昨年、フィソンが薬物使用後に倒れて発見される事件が2度も続けて発生し、非難の的となった。彼は同年3月にソウル松坡区の建物のトイレで倒れたまま発見され、その1カ月後の4月にも広津区のホテルのトイレで麻酔薬を投薬した状態で倒れたまま発見された。
大邱地方検察庁はフィソンと彼の知人チョン氏を麻薬類管理法違反の容疑で、2020年8月に在宅起訴。今年1月に開かれた公判でフィソンは容疑のほとんどを認め、検察は懲役3年を求刑した。
それでも去る10月の控訴審でフィソンには懲役1年、執行猶予2年が宣告された。同時に社会奉仕と薬物治療講義受講をそれぞれ40時間履修することと、追徴金6500万ウォン(約650万円)が命じられている。
執行猶予がついたとはいえ、有罪判決を受けてから2カ月でコンサートを開催するという彼に、批判の声が上がるのも仕方がないことかもしれない。
オンライン上では「もう復帰するのか?」「KBSにも出られないのにコンサートはするのか?」といった声が出ている。
フィソンのコンサート側は「政府の防疫指針に従ってコンサートを共にする皆が安全で幸せな公演を送れるように、安全にも万全の準備をしている」と明らかにした。
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