チャン・ジェウォン議員の息子で、ラッパーのノエル(NO:EL、本名チャン・ヨンジュン)が、無免許運転や警察官暴行容疑などを受けるなか、警察が公式立場を明かした。
【注目】韓国議員の“放蕩息子”に国民の怒り爆発「父親の資格をはく奪せよ」
9月27日、ソウル警察庁長は記者懇談会で「ドライブレコーダーや監視カメラなど基本的な証拠と身元を確保した。当日は泥酔状態で調査が不可能だったため、ノエルを釈放措置にし、母親に身柄を引き渡した。被疑者調査だけが残っており、通常の手続きと方法、判断に基づいて処理する」と伝えた。
先立って9月18日22時半頃、ノエルはソウル瑞草(ソチョ)区でベンツを運転して接触事故を起こした。彼は現場にいた警察が飲酒測定と身元確認を要求すると、それを拒否し、頭で警察官に暴行したと伝えられた。
ノエルは2019年9月にも飲酒運転事故を起こしており、2020年6月に懲役1年6カ月、執行猶予2年を宣告されている。つまり執行猶予期間中に事故を起こしたことになる。
相次ぐ息子ノエルの物議で、実の父親であるチャン・ジェウォン議員に対しても非難の声が上がっている。
韓国国民が大統領府に様々な意見を伝える「国民請願」掲示板には、「父親チャン・ジェウォン国会議員職のはく奪を求めます」という請願が上がった。
その請願者は「チャン・ジェウォン議員の息子の相次ぐ犯罪行為で、チャン・ジェウォン議員が父親として、その責任がないとは見られない」とし、「なぜなら彼のあのような行為をできる自信は、彼の父親が国会議員だから生まれたと考える」などと主張した。
9月23日に投稿されたその国民請願には、9月27日16時現在、12万9000人が賛同している。韓国の国民請願は、30日以内に20万人以上が同意すれば、政府関係者の公式回答を聞くことができる。
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