韓国グルメやコスメ、ドラマなど、韓国カルチャーのブームが続く昨今。
『パラサイト 半地下の家族』が国際的にも高く評価され、日本でも大ヒットを記録するなど、韓国映画への注目は日々高まっているなか、今秋は手に汗握る見応えたっぷりの韓国発の新作映画が、立て続けに日本で劇場公開される。
そこで今回は、この秋公開される新作映画の中から、韓国発の“ハラハラドキドキ”おすすめ新作映画3作品をご紹介。
日本でも大ヒットした『7番房の奇跡』のイ・ファンギョン監督による待望の最新作。1985年、国家による弾圧が激しさを増す中、次期大統領選に出馬するため帰国した野党政治家イ・ウィシク(演者オ・ダルス)は空港に到着するなり国家安全政策部により逮捕され、自宅軟禁を余儀なくされた。
諜報機関はウィシクを監視するため、当時左遷されていたものの愛国心だけは人一倍強いユ・デグォン(演者チョン・ウ)を監視チームのリーダーに抜擢。デグォンは隣家に住み込み、24時間体制の監視任務に就くことになった。
機密情報を入手するため盗聴器を仕掛けたデグォンだったが、家族を愛し、国民の平和と平等を真に願うウィシクの声を聞き続けるうちに、上層部に疑問を持ち始める。そんな矢先ウィシクとその家族に命の危険が迫っていた…。
北朝鮮と中国の国境にそびえる火山・白頭山で観測史上最大の噴火が発生!マグニチュード7.8の地震は遠く離れたソウルをも直撃し、ビルは倒壊し、漢江は荒れ陸橋は崩壊。未曾有の事態に朝鮮半島は大パニックに陥る。
史上最悪の災害を止めるため、政府は白頭山の地質分野の権威である大学教授カン(演者マ・ドンソク)に協力を要請。カンは半島を崩壊させるほどのさらなる大噴火が起こることを予測する。
タイムリミットはたったの75時間。韓国軍爆発物処理班の大尉チョ・インチャン(演者ハ・ジョンウ)は部隊を率いて、北朝鮮へ潜入し火山の鎮静化を図る秘密作戦を実行に移す。そのためにはまず作戦成功のカギを握る北朝鮮・人民武力部の工作員リ・ジュンピョン(演者イ・ビョンホン)を見つけ出し、次の大規模噴火を何としても食い止めなければならない。
果たして彼らは、朝鮮半島の崩壊を阻止することが出来るのか…。
街で続く連続殺人。その夜、帰宅途中に事件現場を目撃したギョンミ(演者チン・ギジュ)は、次のターゲットに。
全力で逃げるギョンミだが、聴覚が不自由な彼女には、犯人が追いかけてくる足音も聞こえなければ、助けを呼ぶ言葉も届かない。正体を変え、警察を欺きながらどこまでも追いかけてくる、動機も正体も不明のサイコパスの殺人犯(演者ウィ・ハジュン)は、まるでゲームを楽しむかのように巧妙なワナを使って、じりじりとギョンミを追い詰めていく…。
いつになったら、この夜は明けるのか?本作でデビューを果たした新鋭クォン・オスン監督による、新時代の逃走サイレントスリラーに仕上がっている。
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