K-POPボーイズグループNCTのルーカスが、最近浮上した元恋人との私生活論議をすべて認めて謝罪した。NCTメンバーのなかで誰よりも精力的な活動をしていただけに、今回の議論には残念な思いが残る。
ルーカスは8月25日、インスタグラムに「私の誤った行動によって傷つけた方々に心よりお詫び申し上げる。もし機会をいただけるのであれば、直接謝罪の言葉を伝えたいと思う」と、中国語で手書き謝罪文を上げた。
続いて「最近数日間の状況を見ながら自分の過去の行動を振り返り、心から反省した。予定された活動をすべて中断して反省する時間を持とうとする」と頭を下げた。また「私たちのメンバーたちと会社スタッフ、様々な協力業者、放送局関係者の方々にも被害を与え、申し訳ないという言葉を伝える」と、重ねて謝罪の意を伝えた。
最近SNSでは、彼のファンだった一人の女性がルーカスと交際するようになったが、ホテル代やタバコ代など金銭的な要求をされたと暴露した文章が拡散した。
その暴露文を作成した女性Aさんは、ルーカスが別れた後も自分にホテルの予約やタバコの買い物などをさせ、ブランドの贈り物を受け取ってきたなどと暴露した。Aさんは、ルーカスの写真とホテル予約内容を証拠写真として添付した。
その後、中国の女性が自分も同じような経験をしたという暴露文を投稿し、ルーカスの不適切な私生活の議論がさらに過熱した。中国人のBさんはSNSに「ルーカスの暴露文を見て、自分の経験と似ており、時期も重なっている」と書き、先に暴露文を上げたAさんと同じ時期にルーカスと親密に会っていたと主張した。Bさんもルーカスの写真うあ交わしたメッセージを同時に公開した。
奇しくもこの日は、ルーカスがWayVヘンドリーと共にした新曲『Jalapeno』の発売日だった。
所属事務所SMエンターテインメントは同日、ルーカスの謝罪文公開直後に、音源とミュージックビデオなど、すべてのコンテンツの公開を中止すると発表。出演予定だったMnetの『エムカウントダウン』をキャンセルし、自粛に入った。SMエンタは、アーティストの管理が不十分だった点について責任を痛感し、ファンに心配をかけて申し訳ないという立場も付け加えた。
香港出身のルーカスは、2018年にNCTメンバーとしてデビューし、NCTの中国ユニットであるWayV、プロジェクトグループのSuperMなど、複数のグループで精力的に活動してきた主要メンバーだ。今回の私生活論議によるイメージダウンは避けられそうにない。
ルーカスの謝罪文が公開された後のファンの反応も分かれている。
一部のファンは、韓国アイドルとして活動するルーカスが中国語で書かれた謝罪文だけを掲載したのは、中国ファンのみを考えた行為と非難している。一方では、「韓国語が上手くないので慎重に母国語でだけ謝罪した」とし、ルーカスの中国語の謝罪文に理解を示す反応もある。
いずれにせよ、ルーカスは自分のすべての過ちを認めた。世界的な愛を受けたアイドルグループメンバーの突然の私生活論議は、明らかに残念な思いを残すが、自らの過ちから逃げずに反省し、自粛して責任をとろうという姿は、今回の危機を乗り越えて成長して戻ってくる可能性も感じさせる。
彼の謝罪がファンの心を癒すことができるかも注目される。
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