韓国コンテンツの年間輸出額が100億ドル(約1兆1069億円)を突破したことがわかった。BTSや映画『パラサイト 半地下の家族』が大ヒットしたなか、年間輸出額は前年比6.3%増加した。
韓国文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院は6月28日、「2020年下半期と年間コンテンツ産業動向分析報告書」を発刊し、上述の内容を伝えた。
同報告書では、コンテンツ産業11ジャンルの2020年下半期と年間主要動向が分析され、事業者2815社を対象とした実態調査結果、上場会社137社の資料分析結果などを通じて、売り上げや輸出などの主要産業規模を推定した。
その結果、2020年の韓国コンテンツ産業の年間輸出額は前年比6.3%増となる、約108億3000万ドルと集計された。
輸出額の66.9%を占めるゲームが前年比8.8%増の約72億5000万ドルで、輸出を牽引した。また出版(前年比61.1%増)、映画(前年比43.0%増)、漫画(前年比40.9%)のジャンルで大きな成長を見せた。
一方で、コンサートなど海外対面イベントの取り消しによってアニメーション(前年比37.0%減)、広告(前年比23.3%減)、音楽(前年比8.9%減)となった。
報告書では2020年下半期と年間主要イシューとして、韓国小説が過去最大の販売伸率30.1%(2020年9月基準)を記録したこと、K-POP音盤の輸出実績が前年同期比78.2%(2020年11月基準)増を達成したことなどを取り上げた。
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