炎上する中国広告は入れない…新ドラマ『九尾の狐とキケンな同居』側が宣言した背景とは

2021年05月26日 テレビ #韓国ドラマ

韓国tvNの新ドラマ『九尾の狐とキケンな同居』側が放送を前に、韓国で議論になりやすい中国ブランドのPLL(間接広告)を使用しないと宣言した。

5月26日、オンライン中継で行われた『九尾の狐とキケンな同居』の制作発表会には、ナム・ソンウPDをはじめ、俳優チャン・ギヨン、Girl’s Dayヘリ、カン・ハンナ、キム・ドワン、ペ・インヒョクが参加した。

【写真】チャン・ギヨン×Girl’s Dayヘリの「超密着SHOT」

初回放送を5月26日に控えた同作は、999歳の九尾の狐シン・ウヨ(演者チャン・ギヨン)と、今どきの女子大生イ・ダム(演者ヘリ)が偶然一つ屋根の下で同居を始め、977歳差の恋愛模様を描くロマンチックコメディーだ。

韓国のWEB漫画サイト「NAVER WEBTOON」で連載された人気作品が原作となっており、同じくWEB漫画原作のドラマ『キム秘書はいった、なぜ?』を手がけたペク・ソヌ、チェ・ボリムの脚本家コンビと『おじさんインターン』(原題)で魅力的な演出を見せたナム・ソンウ監督がタッグを組んだ注目作でもある。

(写真提供=tvN)『九尾の狐とキケンな同居』制作発表会

中国PLLは視聴者に受け入れられない

そんな『九尾の狐とキケンな同居』側は先立って、制作に中国資本が入ると知られ、議論を呼んだことがある。韓国の反中感情によって視聴者にボイコットの動きが見られると、中国製品が入ったPLLシーンを削除すると伝え、話題になったりした。

今回の制作発表会を通じて『九尾の狐とキケンな同居』側は、「視聴者の皆さんの情緒を最優先に考えてドラマを制作中だ。今後、作品に没入できるドラマ制作のために最善を尽くす」と伝えた。中国製品のPLLを使わないという宣言だ。

韓国では最近、ドラマに登場する中国製品に対して強い嫌悪感を覚えるという視聴者が増加している。

Netflixで配信中のドラマ『ヴィンチェンツォ』では、第8話で主人公ヴィンチェンツォ(演者ソン・ジュンギ)が中国の食品メーカーから発売されたインスタント・ビビンバを食べるシーンが流れた。

特に中国は、キムチや韓服を自国の文化と主張する「東北工程」を行っているため、そのビビンバのPPLに対する非難は強まり、最終的に問題のシーンを削除する事態となった。

(画像=tvN)​『ヴィンチェンツォ』で中国ビビンバが登場するシーン

なお新ドラマ『九尾の狐とキケンな同居』は5月26日22時半、tvNで初放送される。

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