SBSの新ドラマ『模範タクシー』(原題)に主演するイ・ジェフンが、オンエアに対する期待感を高めた。
同作は、「正義が消えた社会、電話1本でOK」というキャッチフレーズの謎に包まれたタクシー会社“ムジゲ(韓国語で虹の意)運送”に属するキム・ドギ(演者イ・ジェフン)らが、無実の被害者に代わって復讐を成し遂げるリベンジ代行劇。
イ・ジェフンは劇中、キム・ドギ役を務めて痛快なアクションとカリスマ性を披露する予定だ。
2018年の『輝く星のターミナル』以来3年ぶりのドラマ復帰となった彼は、『模範タクシー』に出演を決めた理由についてこう語る。
「老若男女が共感できる話だ。視聴者に痛快さを与え、共感を呼び寄せると思う。何よりも全スタッフが良いドラマを作るために一丸となってコミュニケーションしようとする姿勢と態度に感銘を受けた。それが今回のドラマを選ぶにあたって最も大きな理由になったと思う」
イ・ジェフンは『模範タクシー』を通じて初のアクション演技にも挑戦する予定だ。「アクション作品はやったことがないので、準備すべきことが多かった」という彼は、「アクションスクールに通いながらアクションチームと練習を繰り返し、体力的にも疲れないように気を遣っている」と話す。
また、「リアルなアクションをお見せしたいので身を惜しまないほうだ。素手のアクションが多くて知らないうちに怪我もいsた。プレッシャーを感じる時もあるけど、結果を見ればすごい快感とやり甲斐を感じる。『模範タクシー』はアクションが大きな部分を占めているので、残りの撮影でも熱いアクションシーンのためにベストを尽くす」と語った。
『模範タクシー』で最も印象的だったエピソードについては、「最初のエピソード」と言う。
「労働者を搾取して利益を得ようとする人々を処罰する話だ。被害者たちの事情がすごく胸が痛いので、視聴者も雇用主をやっつけてほしいと思いそうだ。これが現実の僕たちに起きたらどうなるか考えさせられる内容で、ただドラマの中の話だとは思えないはずだ」
最後に、ドラマの見どころについて「リアルなエピソードと真面目なテーマが盛り込まれているので、そういう部分に注目して観ていただきたい。最近出てくるヒーロー物語とは差別化が明確だし、観ているうちにストレスが解消されるはずだ。監督は時事教養番組を担当していた履歴があるからか、話を描くのが軽いだけでなく、深く考えさせる。丁寧に作り上げた『模範タクシー』にぜひご期待ください」と語り、作品への愛情をにじませた。
同名のウェブ漫画の実写化となる『模範タクシー』は、上半期の期待作となっている。犯罪アクション作品に特化した脚本家のオ・サンホが手がけ、社会告発ジャンルに定評のあるパク・ジュンウ監督がメガホンを取ることで、ウェルメイドなアクションドラマの誕生を期待させている。韓国SBSにて4月9日から放送開始予定。
前へ
次へ