韓国芸能人夫婦のトレンドは“観察バラエティ”…K-POPグループなども出演、人気のワケは?

2020年10月20日 テレビ

韓国では最近、芸能人夫婦の“観察バラエティ”が多様な形式で放送されるようになっている。

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以前までは芸能人カップルを取り上げるバラエティ番組といえば、夫婦生活を見守るものが主流だったが、現在は結婚式はもちろん、結婚式の準備過程から放送に登場するケースが増えている。

K-POPボーイズグループ「SHINHWA」のチョンジン&リュ・イソの夫婦は、韓国SBSのバラエティ番組『同床異夢シーズン2-君は僕の運命』(原題)で、自身のラブストーリーだけでなく、結婚式の現場まで公開した。

10月19日の放送では、SHINHWAメンバー全員が参加した結婚式の現場と、チョンジンのサプライズイベントが明らかとなり、視聴者に感動を届けた。

(画像=SBS)『同床異夢』で放送されたチョンジンの結婚式

来る11月21日にソウルで17歳年下の一般女性と結婚式を挙げる芸人パク・フィスンは、早々とTV朝鮮のバラエティ番組『妻の味』(原題)に出演することを決めた。放送時期は未定だが、結婚式前から新婚の様子を公表すると予想される。

芸能人夫婦の観察バラエティ、なぜ人気?

今では芸能人の結婚と観察バラエティ番組は、ひとつの成功方式となっている。

芸能人カップル、特に一般人と結婚する芸能人はバラエティ番組を通じて配偶者を公開することが、ひとつの通過儀礼のようになっている。実際に放送されるまでベールに包まれる一般人の配偶者は、バラエティ番組で初登場し、むしろ芸能人よりも高い関心を集めて話題の中心に立つ。

とあるテレビ関係者は「制作陣の立場からすれば、新しい人物を紹介することで視聴率と話題性を狙え、出演者の立場でも番組を通じて認知度や人気を高めることができる。お互いに相乗効果を出している」と、人気の理由を分析した。

ただバラエティ番組という性質上、番組内で見られる一部分への好悪の差は存在する。あえて彼らの日常を見せる必要があるのかという指摘と、自分の結婚さえもテレビのネタにすることについて懐疑的な視線もある。

それでも夫婦観察バラエティを通じて、ある程度の視聴率と話題性が担保されるだけに、制作陣は出演者に水面下で接触し、競争を繰り広げている。別の関係者は「ひとつの番組を選ぶと、他のテレビ局に出るのは難しいだけに、キャスティング熱も上がっている」と明かした。

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