K-POPガールズグループのコンセプトが、清純から「ガールクラッシュ」に変わりつつある。
90年代までは、ガールズグループと言えば清純なイメージが代表的だった。
しかし、世の中の変化とともにガールズグループにとって「ガールクラッシュ」は、新たな武器であり、挑戦のように思われている。
アイドルグループには変化の時期が訪れる。少女から淑女へ、少年から青年へ変化する過程で変わりやすいのがコンセプトだ。
デビュー当初、「妖精」「パワフル清純」として人気を集めたApinkとGFRIENDは、今年の上半期、それぞれ従来とは異なるコンセプトでイメージチェンジに成功した。
傷つかない「淡々とした女性」に生まれ変わったApinkと、「清涼魔女」というユニークなコンセプトを手にしたGFRIEND。相変わらずの底力を見せつけるのはもちろん、新しい方向性も生み出した。Red Velvetのスルギ&アイリーンも似たようなケースだ。
ガールズグループはなぜ「ガールクラッシュ」コンセプトを選ぶのか。
先立つ(G)I-DLEやITZYの成功事例からもわかるように、主体的で自らを愛する女性の姿が、今の時代のニーズと合っていると解釈できる。また、男女問わず幅広いファンを獲得できるのもメリットだ。
過去には各グループ別に存在するガールクラッシュ担当メンバーに、女性ファンの支持が偏っていたが、それとは違う格好となっている。
まだまだ見せることが多いという可能性を証明して見せるための、“やりすぎない”破格の変身として、「ガールクラッシュ」は効果的に使われている様子だ。
音楽関係者は「セクシーコンセプトは過去には必須のように思われていたが、今はむしろ避けられているコンセプト。下手をすれば今まで培ってきたイメージまで失いかねないからだ。ガールクラッシュはさまざまなコンセプトにも分けられるので親しまれている」と語った。
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