俳優のキム・ムジュンが波乱万丈だった日本活動について率直に語った。
【写真】永野芽郁と二股?日本ドラマから消されたキム・ムジュン
キム・ムジュンは12月23日午後、ソウル・江南区清潭洞のカフェで本サイト提携メディア『OSEN』の取材に応じた。
彼が出演していたドラマ『ダイナマイト・キス』は、12月24日に放送が終了。彼が演じたのは、主人公ダリム(演アン・ウンジン)の親友でシングルファーザーの写真家キム・ソヌ役。6歳の息子を1人で育てながらベビースタジオを運営する優しく繊細な人物で、ある事情からダリムの“偽装夫”を演じるという役どころだ。
キム・ムジュンは今年だけでも3作品に出演するなど、精力的に活動してきた。日本ドラマ『キャスター』を皮切りに、Netflix『魔法のランプにお願い』、そして『ダイナマイト・キス』と、ジャンルも役柄も異なる作品だ。
まず、『キャスター』出演の経緯については、「最初から日本の作品に出ようと思っていたわけではなく、たまたまオーディションを受ける機会があった。実際に現地で台詞を合わせ、何度か会い、日本に2~3回行って話を重ねた結果、出演が決まった」と明かした。
今後も日本を視野に入れた活動を続けたいかとの質問には、「もちろん、機会が与えられるなら何でも挑戦したい。ただ、やりたいと思うだけでできるものではないので、もし機会があるなら光栄と思って取り組みたい」と語った。また、「日本語も初めてで、日本への訪問も初めてだった。文化、人との会話のすべてが新鮮で、息をするだけでも違う感覚だった。とても貴重な経験だった」と振り返った。
ほかにも、TBSドラマ『ブラックペアン シーズン2』にも出演。韓国人インターン医師のパク・ミンジェ役を演じ、二宮和也と共演している。国民的グループ嵐のメンバーである二宮について、当時は全く知らなかったという。
「本当に知らなかった。本人にも正直に話した。年齢差があるのに、二宮さんは近所のお兄さんのように接してくれたし、今でも連絡をくれる。2日前にも連絡があった」と笑顔で語る。
周囲が驚くほど気にかけてくれる存在だといい、「日本では本当に有名な方なのに、僕のことを“ベイビーちゃん”と呼ぶ。僕にとって二宮さんはただの優しいお兄さんで、“ニノ兄さん”と呼んでいる。兄さんは僕のことを“ムジュン、ムジュン”と呼ぶ」と関係性を明かした。現在も互いに近況を報告し合い、日本で地震が起きた際には連絡を取り合うなど交流が続いているという。
このような温かい交流があった一方で、共演した永野芽郁との熱愛説も話題になったことは記憶に新しい。報道後、日本での活動がやや停滞し、熱愛報道ばかりが注目された点については、「日本での活動自体はとても幸せで、ファンの愛情も今でも忘れられない。“あの出来事”を通じて、公人として発言や行動により一層気を配る必要があると学び、精神的に一段階成長できたと思う」と冷静に受け止めた。
今年は日本での活躍が顕著だったキム・ムジュンは、2023年のドラマ『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』で新人賞を受賞後、着実にフィルモグラフィーを積み重ねてきた。自身の成長については、「常に悔しさが残る。もっと努力し、練習しなければと思う」としている。
『恋人』では主演のナムグン・ミンから多くの助言を受けたという。号泣シーンを前に「台本は家で完璧に覚え、現場では台本を忘れて感情だけを吐き出せ」という言葉をかけられたと明かした。
「その通りにやったら、どう演じたのか本当に記憶がないほど没頭していた。その経験が、役者としての考え方を形作る大きなきっかけになった」と振り返る。18話放送後に役柄が注目を集め、新人賞につながったことも「一生忘れられない瞬間」だと打ち明けた。
着実に俳優としての経験を積んでいるキム・ムジュン。日本での再挑戦の機会が訪れる日にも、静かな期待が寄せられている。
(記事提供=OSEN)
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