韓国の現職弁護士で登録者数50万人を誇る法律系ユーチューバー「知ってる弁護士(Korea Lawyer)」が、NewJeansメンバー全員のADOR復帰前に“痛烈な一言”を投げかけていたことがわかり、注目を集めている。
【解説】NewJeans、ADOR復帰まで「波乱の1年」時系列振り返り
「知ってる弁護士」では11月8日、「“お母さんは誰?”、NewJeans未来予測(NewJeans訴訟の敗訴を予告した弁護士登場)」と題した動画が公開された。
動画では、チャンネル運営者のイ・ジフン弁護士が「社会ではオンマ(母)より、アッパ(父)より契約書が上だ」と強調。ADOR前代表取締役で“NewJeansの母”と呼ばれるミン・ヒジン氏の名を挙げ、こう続けた。
「アイドルグループとして成長していくうえで、資金を受け、その資金を土台にミン・ヒジンという人も存在するわけだ。投資家という存在がいて、最初はその人がくれるお金が良くて好んでいたのに、上手く行ってみると“自分の力で成功した気がする”、“あのお金がなくても成功したはず”、“もうあの人が嫌だ”と…そんなふうにすることはできない」
イ・ジフン弁護士は併せて、「投資家の資金によってミン・ヒジン氏も雇われ、NewJeansを選抜し、アイドルとして育てていく過程があったはずだ。広報チームもいる。最初からNewJeansが大ヒットすると思って投資したわけではないだろう。お金があるからこそ、お金を基にして成り立っている。それがなければNewJeansは存在しない」と補足した。
加えて、「母を頼ってはいけない。母は解決してくれない。新社会人たちは知っておくべきだ。『お母さん』と言った瞬間に負けなのだ。社会に出たばかりの人は覚えておいてほしい。社会ではお母さんより契約書が優先だ。なら、最初から契約書を書かなければいい。約束を守るのは常識だ。しかも口約束ですらないのだから」と忠告した。
この動画は、今月12日にNewJeansメンバー全員のADOR復帰意思が伝えられたことで大きな注目を集めている。
まず、ヘリンとヘインは家族との相談やADORとの協議を経て復帰意思を明らかにし、ADORも12日にすぐに公式声明を発表。「2人の選択を歓迎し、今後の活動を積極的に支援する」と伝えた。
しかし、残るメンバー3人のミンジ、ダニエル、ハニは「最近、慎重な協議を経て、ADORに復帰することを決めた。メンバーの1人が現在南極におり、伝達が遅れた。現時点でADORからの返信がなく、やむを得ず別途の声明を発表することになった」と発表した。
3人は「今後も誠意を尽くした音楽とステージでお会いしたい」とし、NewJeansとして活動する意思を示した。ただ、3人の発表を受けてADORは「真意を確認中」と慎重な姿勢を伝えた。ミンジ、ハニ、ダニエルについては、今後の協議を経て正式な手続きが進められる可能性が高い。
ミン・ヒジン氏もNewJeansのADOR復帰に言及した。彼女は13日に声明を発表し、「昨日、メンバーたちが共に復帰するという決定は、深い悩みと対話を重ねた末に下した選択だと思います。私はその選択を尊重し、支持します。私はどこででも新しく始めることができます。しかし、どんな状況であっても、NewJeansは5人の姿で完全に守られるべきだと考えています。これからメンバーたちがさらに強くなり、より良いNewJeansへと成長し、何より5人全員が幸せであることを願っています」と伝えていた。
(記事提供=OSEN)
■【解説】「全員復帰」のNewJeans、待ち受ける“試練”と“償い”
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