韓国のテレビ番組が、衝撃の泥酔運転事故を取り上げる。
10月1日夜に放送される交通事故ゼロチャレンジ番組『ハン・ムンチョルのブラックボックスレビュー』では、9月にソウルで起きた飲酒運転事故を集中取材。公開されたドライブレコーダー映像には、高速を走行していた車が防護壁に衝突し、別の車両に正面から突っ込む瞬間が収められていた。
調査の結果、加害者が泥酔状態であったことが判明すると、スタジオのパネラーたちは「本当に腹立たしい」と怒りをあらわにする。
番組スタッフは今回、被害者家族に直接取材。被害者の妻は「(ご主人の)意識がないのでご家族と一緒に来てください」という救急隊員からの電話で、大事故に遭ったと直感したと明かす。息子は病院に駆けつけ、血だらけの父の姿を見た瞬間、母親がショックを受けないよう両腕で抱きしめて必死に遮ったという。被害者は2度の大手術を受けたものの、依然として意識が戻らない状態にある。
しかし、加害者が入院しているという理由で事件の調査が進まないことに対し、被害者の息子は「謝罪の言葉すら聞きたくない」と憤りを訴えた。被害者の妻も「加害者には一生罪悪感を背負って苦しんでほしい」と怒りを露わに。これに対し、番組MCのハン・ムンチョル弁護士は「“逃避するための入院”の可能性も排除できない」と指摘し、被害者家族の無念を晴らす適切な判決が下されることを願った。
さらに今回は、もう一つの交通トラブル映像も紹介。駐車場で右折していた車が、歩行者の手に持っていた紙袋にわずかに接触したというものだ。しかし歩行者は「おい!」と怒鳴り声を上げ、さらに激しい暴言を浴びせる様子が映っていた。
これを見たゲストのラッパーNucksalは「若く見えるし、女性ドライバーだからって威張らないでほしい」「本当に最悪」と痛烈に一喝し、スタジオを笑いに包んだという。
すべての人が安心して利用できる交通環境を目指すことを掲げるバラエティ『ハン・ムンチョルのブラックボックスレビュー』は、10月1日午後8時50分から韓国で放送される。
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