パク・ソジュンの快進撃が止まらない! 『梨泰院クラス』で再び証明された圧倒的な在感

日本でも人気を集めたドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』(KBS2)や、映画『ミッドナイト・ランナー』で全力の青年を好演し反響を得たパク・ソジュンが、またもや“青春演技”で視聴者を魅了している。

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韓国で高視聴率を記録し、現在Netflixを通じて各国で配信中のドラマ『梨泰院クラス』で、パク・ソジュンは主人公のパク・セロイを演じている。妥協を許さない頑固者、その頑固さゆえに高校も中退せざるを得ず、それでもソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)という新たなスタート地点で自分の大望に向かって突き進んでゆく熱血青年だ。

世の中の不条理に立ち向かう青年たちの痛快な反乱を描いた『梨泰院クラス』の原作は、同タイトルのWEBコミック。実写ドラマといえばキャラクターとのシンクロ率に対する懸念がつきものだが、パク・ソジュンは優れたビジュアルと確かな実力で見事にパク・セロイを表現した。

厳しい現実の中でも自分を曲げずひたすら奮闘するパク・セロイの姿は、視聴者の心を大きく動かした。『梨泰院クラス』は放送ごとに数々の名言を残すのだが、その説得力もパク・ソジュンの迫真の演技があってこそのことだろう。

(写真提供=JTBC)

ドラマの序盤に話題となったのは、パク・セロイが父親(演者ソン・ヒョンジュ)から酒の飲み方を教わるときのセリフだ。

長家(チャンガ)グループの御曹司チャン・グンウォン(演者アン・ボヒョン)とのトラブルが原因で高校を中退した日の夜、パク・セロイは初めて杯を交した父親から「酒の味はどうだ?」と聞かれ、「甘いです」と答える。

すると父親は「今日1日が印象的だったという証拠だ」と微笑み、視聴者の涙腺を崩壊させた。このやりとりは、パク・セロイがのちに「タンバム(甘い夜)」という居酒屋をオープンするきっかけとなった。さらに言えば、俳優パク・ソジュンが『梨泰院クラス』の出演を決めた理由の一つとして挙げたシーンでもある。

殺人未遂で刑務所に入ったパク・セロイが、のちに仲間となるチェ・スングォン(演者リュ・ギョンス)に放ったセリフも話題だ。

パク・セロイは、「前科持ちのくせになんで本なんか読むのか」と喧嘩を売るチェ・スングォンに対し、「俺の価値をお前が決めるな。俺の人生は今から始まるし、願望は何でも叶いながら生きるから」という“名言”を吐いて若者たちの共感を得ている。

また、父親を奪った長家グループに復讐するため、カン・ミンジョン理事(演者キム・ヘウン)を説得しようと放った一言も印象的だ。「人生の主体は自分であることが当たり前の、所信に対価を払わなくてもいい人生を生きたいです」という訴えは、視聴者たちの感情を揺さぶった。

(写真提供=JTBC)

2012年にドラマ『ドリームハイ』で演技活動を本格化させ、その後もドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『キム秘書はいったい、なぜ?』といった多彩な作品で大きな存在感を示してきたパク・ソジュン。昨年は『パラサイト 半地下の家族』で主人公家族の長男、ギウに豪邸の家庭教師を斡旋する友人ミニョクを演じ、特別出演にも関わらず物語を大きく動かす重要な役割を担った。

出演作が軒並みヒットしているだけに、今後の活躍には期待が高まるばかりだ。

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