今年3月に離婚を発表した女優イ・シヨンが、第2子を妊娠した。
7月8日、イ・シヨンは自身のSNSアカウントを通じて「現在、私は妊娠中だ。この場を借りて先にお伝えする理由は、今後起こりうる誤解や推測をあらかじめ防ぐことがより良い方法だと思ったからだ」と明らかにした。
彼女は「私は結婚生活中に体外受精で第2子を準備していた。しかし、いざ受精した胚を移植しないまま長い時間が過ぎ、離婚に関する話も自然と出るようになった」と述べ、「そうしてすべての法的関係が整理されていく頃、偶然にも胚の冷凍保存5年の満了時期が近づき、選択をしなければならないときが来て、廃棄の時点を前にして移植する決断を私が直接下した」と説明した。
続けて、「相手は同意しなかったが、自分が下した決断の重さは完全に私が背負っていこうと思う」と述べた。
イ・シヨンは、「私は常に子どもを望んでおり、ジョンユン（長男）を通して感じた後悔を二度と繰り返したくなく、私の手で保存期間がほとんど終わる胚をどうしても廃棄することができなかった」と付け加えた。
イ・シヨンは2017年、9歳年上の事業家チョ・スンヒョン氏と結婚。チョ・スンヒョン氏はフランチャイズ事業を成功させた実業家だ。
その後、イ・シヨンは2018年に息子を出産し、温かい家庭を築いたが、今年3月に双方円満に合意して離婚手続きを進め、結婚8年目で破局を迎えた。
イ・シヨンの文章全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。イ・シヨンです。
現在、私は妊娠中です。
この場を借りて先にお伝えする理由は、今後起こりうる誤解や推測をあらかじめ防ぐことがより良い方法だと考えたからです。
8年前、今の私の人生で最も大切な存在であるジョンユンを授かったとき、私は結婚前であり、ドラマ撮影もしていました。当時の私は今より若く、非常に未熟でした。
そして、腕に抱いたジョンユンの1年1年を見守るたびに、少しでも不安で否定的な気持ちで過ごした時間を長い間後悔し、自責しました。そのため、もしまた私に命が訪れることがあれば、絶対に同じ後悔を繰り返さないと自分自身に約束しました。
私は結婚生活中に体外受精で第2子を準備していました。しかし、いざ受精した胚を移植しないまま長い時間が過ぎ、離婚に関する話も自然と出るようになりました。
そうしてすべての法的関係が整理されていく頃、偶然にも胚の冷凍保存5年の満了時期が近づき、選択をしなければならないときが来て、廃棄の時点を前にして、移植する決断を私が直接下しました。
相手は同意しませんでしたが、私が下した決断の重さは完全に私が背負っていこうと思います。
私は常に子どもを望んでおり、ジョンユンを通して感じた後悔を二度と繰り返したくなく、自分の手で保存期間がほとんど終わる胚をどうしても廃棄することができませんでした。
簡単ではなかった結婚生活の中でも耐えることができたのは、ただ一つ、私に満ちた幸せと希望と感動を与えてくれる天使のような子どもがいたからです。
「お母さん」と呼ばれるこの人生がまるで私の存在理由だと感じさせてくれる、奇跡のような子どもがいたからです。
これから多くの困難が生じるかもしれず、さまざまな可能性について悩みもありましたが、それらすべてを考慮しても、今の私の選択がより価値のあることだと信じたいです。そしてこの選択が私の人生において意味深い決断だったと信じています。
振り返ってみると、私の人生で最も大切なものはいつも子どもでした。
不完全な私の人生を満たしてくれ、なかった力さえ生まれさせてくれる奇跡のような時間を通して、私の人生がようやく少しずつ満たされていく感覚です。今、私は私のところに来てくれた新しい命に感謝の気持ちしかなく、これまでになく平穏で幸せな時間を過ごしています。
これから私に向けての叱責や助言は、いくらでも謙虚な気持ちでありがたく受け入れます。
そして、まだまだ未熟な私にもう一度訪れてくれた赤ちゃんに感謝の気持ちを持って、一人でも子どもに不足がないように深い責任感でこれからの人生を誠実に生きていきます。
長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。
◇イ・シヨン プロフィール
1982年4月17日生まれ。モデルを経て芸能界デビュー。日本でも人気を博したドラマ韓国版『花より男子』や『風の国』に出演して注目される。以降、『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年には各種アマチュア大会で優勝。 “ボクサー女優”としても有名だ。近年は『Sweet Home－俺と世界の絶望－』や『グリッド』に出演。2017年に9歳年上の事業家と結婚し、長男をもうけるも、2025年3月に離婚を発表した。
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