歌手キム・ホジュンの実刑判決が確定した。
現地メディアの報道によると、キム・ホジュンは5月13日、最高裁に上告状を提出したものの、その直後に上告放棄書を提出。これにより、一審・二審で下された懲役2年6カ月の判決が最終的に確定した。
キム・ホジュンは4月25日に行われた控訴審でも、一審と同じ刑が言い渡されていた。当時、裁判所は「事故当日、被告の飲酒量は相当と見られ、単なるスマートフォン操作ではなく、飲酒による判断力の低下が事故の原因と判断される」と指摘した。
判決直後、キム・ホジュン側は上告を申し立て、大手法律事務所とともに法的検討を進めていたが、最終的には慎重な判断の末、上告を断念したものとみられる。
発端となった事件は昨年5月、ソウル・江南(カンナム)区・狎鴎亭洞(アックジョンドン)で発生。キム・ホジュンは反対車線に停車中だったタクシーに衝突した後、現場から立ち去った容疑で起訴された。事故直後はマネージャーが“身代わり”として出頭していた。
キム・ホジュンは事故から17時間後に出頭し、運転していたことは認めたものの、当初は飲酒を否定。しかし、その後の監視カメラ映像の解析などにより飲酒の疑いが浮上し、最終的には認める形となった。
ただし、検察はキム・ホジュンが事故後に酒を飲み、事故当時に酔っていたかを判別できなくする手口を使った可能性があると判断。正確な飲酒量の測定が困難だったことから、道路交通法上の“飲酒運転”の罪は適用しなかった。
その後、最高裁での上告審に進むと見られていたが、キム・ホジュンの上告放棄によって今回の裁判は終結した。
(記事提供=OSEN)
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