ラッパーのMicrodotやDOK2、歌手RAIN(ピ)に続き、今度は女優チャ・イェリョンと、K-POPガールズグループ「MAMAMOO」のフィインが“家族リスク”を味わうことになった。
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チャ・イェリョンは11月28日、韓国メディア『マイデイリー』のインタビューで隠してきた家庭の事情を告白。
19歳で父親の不渡りで家族がバラバラになり、自分が父の代わりに借金を返済しているという。
債務者である父親とは15年近く音信不通状態だそうだ。
デビュー後に名前と顔が知られると、撮影現場や所属事務所などに知らない人たちが訪ねてきたとか。
彼女は「父が借りたお金を代わりに返せと私にすがりついたり、暴力を振るう人もいた」と、打ち明けた。
チャ・イェリョンの父は、有名人である彼女の名前を出しながら被害者らに近づいたと知られている。土地の取引で約7億5000万ウォン(約7500万円)を騙し取っており、2015年に特定経済犯罪加重処罰法の詐欺罪で懲役3年の判決を言い渡された。
これまでチャ・イェリョンが父の代わりに返済した金額は、10億ウォン(約1億円)。
両親はすでに離婚しているが、「父のことが世間に知らされるのが怖かった」という彼女は、「他に被害者がいないことを願うばかりだ。事件の解決のために最善を尽くす。改めてお詫び申し上げたい」と、謝罪した。
MAMAMOOフィインも父の債務によって苦杯を喫している。
11月27日、とあるネットコミュニティに「2016年、フィインの父親から2000万ウォン(約200万円)を返済されず、倒産した。(投稿者の)父は急なストレスで膵臓がんのステージ3と診断され、亡くなった」との書き込みが掲載されたのだ。
それを受け、フィインは直ちに解明。
「子供の頃から父親の無関心の中で育った」とし、「父の無責任な行動で家庭はいつも危うかった。予期せぬ借金に苦しまなければならず、母は数カ月前まで信用不良者として生きていた。母と私がすべての被害を甘受しなければならなかった」と訴えた。
続いて「2012年に両親が離婚し、父とは離れて暮らした。数年前に、最後の連絡を取ったとき、『今後は迷惑をかけないでほしい』とお願いし、それっきり連絡を取っていない」と、交流がなかったことを説明している。
父親の居住先や職業も知らない状況だが、被害者の苦痛を十分に理解し、家族と相談して円満に解決できるように努力するとも伝えた。フィインは、MAMAMOOのメンバーたちにも申し訳ないと謝っている。
家庭の事情を知らされることで、心の傷をえぐられたチャ・イェリョンとフィイン。父親の誤ちに対し、彼女らが責任を取らざるを得ない現実は過酷なものだ。
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