“NewJeansの母”と呼ばれるADOR元代表取締役のミン・ヒジン氏が、社内いじめによって韓国労働当局から過怠金処分の事前通知を受けたことがわかった。
韓国月刊誌『月刊朝鮮』が報じたところによると、3月24日、ソウル地方雇用労働庁(以下、労働庁)は、ADOR元社員A氏がミン・ヒジン氏相手に提起した陳情事件について調査した結果、ミン・ヒジン氏の法律違反事項が一部で確認されたことがわかった。
このため、ミン・ヒジン氏は当該事件による過怠金賦課の事前通知を受ける。
A氏は以前、ミン・ヒジン氏から暴言などの社内いじめを受けたとして、労働庁に申告していた。
申告を受けて調査を実施した労働庁は、A氏が提示したミン・ヒジン氏の社内いじめを一部認めた。
労働庁は「ミン・ヒジン氏がA氏に対して継続的に行った発言などが、業務上の適正な範囲を超えて陳情人に身体的・精神的苦痛を与え、勤務環境を悪化させるおそれがあると判断した」とし、「加害者(ミン・ヒジン氏)に過怠金を事前賦課し、行政終結した」と説明した。
A氏も自身のSNSを通じて、同日に「労働庁結果」の通知書を書留郵便で受け取ったことを報告した。
そのうえで、「私は明確にこのすべてのことを終わらせられるよう、謝罪の機会を4回ほど差し上げたが、謝罪せず、逆に私を告訴したのはミン前代表本人だ。もう謝罪は必要ない」とし、「ミン前代表が私を告訴した事件に対し、残された民事・刑事も熱心に対応しようとしている」と伝えた。
A氏は昨年8月、ADOR副代表からセクハラやいじめを受けたとして同社を退社したという暴露とともに、当時の代表取締役だったミン・ヒジン氏が当該事件の隠ぺいを試みたと主張し、同氏を名誉毀損および個人情報保護法違反で告訴した。
併せて、雇用労働部のソウル西部支庁にも、不当労働行為および労使不条理の容疑で申告していた。
なお、ミン・ヒジン氏が手掛けた5人組ガールズグループNewJeans(NJZ)のメンバー5人は3月21日、ソウル中央地裁・民事合議50部がADORが提起した「企画会社の地位保全及び広告契約締結など禁止の仮処分申請」を認容する決定を下したことで、「NJZ」としての独自活動が禁止となった。
その後、23日に香港のアジアワールドエキスポで開催されたグローバルストリートファッションイベント「ComplexCon」の付帯コンサート「Complex Live」に出演した際、活動休止を宣言していた。
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