“韓国のハワイ”に一体何が?屈指の観光地に人が来ない…少女時代も動員して「総力イベント」開催

2025年03月03日 話題

“韓国のハワイ”と称される済州島(チェジュド)への観光客が減少し続けているという。一体、何があったのだろうか。

【写真】日本人250人強が済州島に殺到したワケ

済州観光公社は2月28日、ソウル永登浦区・汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)に位置するデパート、ザ・ヒュンダイ・ソウルで、イベント「済州の贈り物」を開催。この日のイベントには、オ・ヨンフン済州道知事、コ・スンチョル済州観光公社社長、カン・ドンフン済州観光協会会長、歌手・女優のクォン・ユリ(少女時代)などが参加していた。

オ・ヨンフン済州島知事、少女時代ユリ
オ・ヨンフン済州島知事(左)、少女時代ユリ

このような催しを開催した背景には、済州島が停滞期を迎えていることが挙げられる。

済州観光協会が発表した暫定統計値によると、今年1月に済州を訪れた観光客は1年前よりも9%程減った98万1521人となり、新型コロナ禍の2021年以降、初めて100万人を割った。昨年同期(107万6535人)と比べると、8.8%も減少している。

このような現状を打破すべく、済州観光公社は今年、ソウルをはじめとする主要都市で済州の肯定的なブランド認知度の向上を図る。次世代の観光客を対象にキャンペーンを強化し、再活性化を図るということだ。

そのため、同日のイベントではMZ世代を対象としたマーケティングを徹底。デジタルデバイスを活用した「済州生活スキル検定」のようなクイズが行われていた。

会場は「HELLO済州」「PLAY済州」「TASTY済州」「CITY済州」で4つのゾーンで構成。特に「PLAY済州」では現地の自然を連想させる林道フォトゾーンを用意し、独自の政策(済州との約束、故郷愛寄付制度、ワーケーションなど)が伝わるような内容となっていた。

「済州の贈り物」
デジタルデバイスを利用した「済州生活スキル検定」
「済州の贈り物」
販売されていた様々な商品たち

ほかにも済州の商品を3万ウォン(約3100円)以上購入した顧客を対象にプレゼントキャンペーンも実施。会場に訪問してスタンプを集めた客には抽選で航空券、宿泊券、観光地入場券などを提供する。

オ・ヨンフン済州道知事は「ザ・ヒュンダイ・ソウルは国内の多くの若い顧客と外国人観光客が訪れる場所だ。済州の商品を紹介し、より多くの済州の魅力を発信したい」と抱負を語った。

「済州の贈り物」イベントは3月12日までザ・ヒュンダイ・ソウルで開催される。

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