韓国気象キャスターが亡くなった原因が、職場でのいじめだという疑惑が提起されたなか、加害者と思われる人物とのやり取りが公開され、波紋を呼んでいる。
問題になっているのは、昨年9月に28歳の若さでこの世を去ったオ・ヨアンナさん。彼女の死は12月に公表されたのだが、去る1月27日にスマートフォンから“メッセージ”が発見されたと報じられた。
その分量は原稿用紙17枚分、2750文字にも及ぶとされ、職場でのいじめを訴える内容だったという。
これにより再度注目が集まると、翌日にはネット上ではオ・ヨアンナさんと加害者と目される先輩気象キャスターのメッセージのやり取り、通話データが公開され、物議を醸しているのだ。
まず、メッセージアプリのカカオトークでのやり取りで先輩Aは、「おい、ここまで来ると、わざとでしょアンナ。○○には週の初めに話したんだって？先輩たちは働いている時間だし、メイクもせずに来て準備する時間なのに考えられなかったの？あんた、1人で働いているの？あんた、常識ないし本当に申し訳ないと思ってる？先輩に概念がないのが本当に申し訳ないの？毎回ごめんなさいと言うのに、ずっとそうしているのは、わざとだよ」とオ・ヨアンナさんに放っている。
続いて、「あー、本当にあなたは大先輩なのね。我慢も限界。後輩様が撮影して、先輩はメイクせず出ないといけないの？前に○○も出演しに来たんだけど。一言でも言った？」と叱ると、オ・ヨアンナさんは「ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。反省しています。二度とこのようなことがないようにします。本当に申し訳ありません」と謝罪した。
併せて公開された録音データでは、別の先輩Bが「おい、あなた何よ今の？あなた、今の話し方は何？私と今から何をしようっていうのよ」と伝えると、オ・ヨアンナさんは「え？え？私の話し方がどうかしましたか？申し訳ありません」と謝罪。続いてBは「私があなたとこれ以上話したくなくて、ただ黙っていただけなのに。あなた、一線を越えるにしても程々にしなければならない。もう知らないけどスケジュールをしっかり決めなさい」としている。
また、Bから会社に来いと呼ばれている際の会話も含まれていた。オ・ヨアンナさんが「何のためにですか」と問うと、Bは「だから、何のためにそうするのか話すために会社に来いと言っているの」と強調。以降も「先輩はあんたの友達か」（B）、「違います」（オ・ヨアンナさん）、「あなた、私と電話で言い争いする？」（B）と続いた。
するとオ・ヨアンナさんは「今日は本当に駄目です。予定があります。約束があります。気分を害されたのなら申し訳ないです」と謝罪したが、Bは「あなた、私に今日謝ろうと残ったのは本当？私に申し訳なかったの？ごめんね？」と叱責を続けている。
現在、AとBが同一人物なのか、別の人物なのかについては明かされていない。ほかにも、故人が精神科に相談した内容、苦悩をしたためた日記帳の内容もともに公開されている。
なお、オ・ヨアンナさんの件について、職場であるMBCは、通報はなかったと発表している。ただ、遺族は加害者に対して法的措置を予告していることから、MBCの対応に注目が集まる。
（記事提供＝OSEN）
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