いわゆる“中居騒動”などにより、崖っぷちに立たされているフジテレビ。
昨夜の10時間超に及ぶ会見をご覧になった方も多いことだろう。そんななか、お隣の韓国でも、ある地上波放送局内で起きたとされる、いじめ事件が注目を集めていることを、ご存知だろうか。
発端となったのは、ある気象キャスターの死だ。彼女の名はオ・ヨアンナさん。JYPエンターテインメントの公開オーディションでNiziU・マコやStray Kids・スンミンらと同期だったことでも知られる。
突然この世を去った彼女が残していた“メッセージ”が発見され、波紋を呼んでいる。地上波放送局のMBCで気象キャスターを務めていた彼女は、昨年9月に28歳の若さで亡くなり、3カ月後の12月に事実が明るみとなった。
1月27日には、故人の携帯電話から原稿用紙17枚分、2750文字の“メッセージ”が発見されたと報じられた。ある2人の気象キャスターから受けた職場内での“いじめ”を訴える内容だったとされている。
これにより、彼女と同じくMBCに属する先輩気象キャスター、キム・ガヨンに飛び火することとなった。
27日、前述のメッセージが公開されたという報道がなされたあと、キム・ガヨンのSNSアカウントにはオ・ヨアンナさんのいじめ加害者が誰なのか追及するコメントが殺到。その一部には「あなたももう大変なことになった」「釈明しろ」と追い詰めるような内容も見受けられた。
キム・ガヨンに攻撃が寄せられるきっかけとなったのは、まさにオ・ヨアンナさんが残したメッセージが発見されたことだった。それが明るみになると、オ・ヨアンナさんの知人たちはSNSを通じて「ヨアンナからは長い間、特定の人(気象キャスターの先輩)が規律の主導権を掴んでおり、非難され仲間外れにされているという話を聞いた。私だけでなく、彼女と親しかったすべての人が聞いたはずだ。記事を見れば分かると思うが、加害者とMBCはこのような状況を無視している。この事実を広く知らせてほしい。お願いする。加害者・傍観者が処罰され、私の友人の心が少しでも楽になることを願う」と訴えるなど、局内で“いじめ”があったことを既成事実化し、広く知らせた。
知人の“告白”を受け、ネットユーザーらはMBCの気象キャスターリストを共有し、加害者の特定に乗り出した。その過程で、同局の気象キャスターの一人であるキム・ガヨンにまで飛び火したというわけだ。
すると、芸人兼ダイエット系ユーチューバーのillzuataが、「ガヨンさんはオ・ヨアンナさんを守れなかったという事実に、当時もすごく苦しんでいました。私はオ・ヨアンナさんと一度、一緒に体を動かしたという縁がある。その時、オ・ヨアンナさんは私にガヨン姉さんが大好きで頼りにしている先輩だと、真心で話してくれました」とコメント。
続いて「ここでこのようなコメントをするのは、オ・ヨアンナさんは絶対に、絶対に望まないでしょう。おせっかいかもしれないが、ガヨン姉さんが心配だ。短い縁だが、オ・ヨアンナさんの冥福を祈りながらコメントを残します」と説明した。このほかにも、キム・ガヨンが故人とは異なる担当だという点で、潔白だという主張が続いた。
ただ、ネット上ではすでに、オ・ヨアンナさんを苦しめた加害者と推定される2人の実名が広まっている状況。当該気象キャスターのSNSアカウントは、高校時代にいじめを受けた女性が大人になって壮絶な復讐をするというドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』にまつわるコメントで埋め尽くされた状態だ。しかし、加害者と推定されている2人は沈黙を貫いている。
(記事提供=OSEN)
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