女優ソ・ヘリ(元芸名ハ・ナギョン)が不貞行為による損害賠償請求訴訟の控訴審が棄却されたことに関して、悔しさを表わした。
1月22日、釜山地裁・東部支院第4-1民事部で開かれた不貞行為による損害賠償請求訴訟の控訴審で、裁判部は双方の控訴を棄却した。これにより、一審の原告一部勝訴が維持されることとなった。
先立って2023年7月18日、釜山地裁・東部支院民事6単独は、女性A氏がソ・ヘリを相手に提起した相姦女損害賠償訴訟で、ハ・ナギョンに1500万ウォン(約160万円)の支払いを命じ、原告の一部勝訴判決を下した。
法廷で公開された資料によると、A氏の夫B氏はソ・ヘリと2021年末に釜山のある風俗店で出会い、翌年1月より本格的な交際を開始。その後、2022年4月のベトナム旅行後、ソ・ヘリはB氏の子を妊娠したという。
B氏はA氏と離婚したあと、ソ・ヘリと結婚してベトナムに移住しようという具体的な計画を立てていたが、A氏は拒否。計画が狂い、遅々として進まない状況にしびれを切らしたソ・ヘリはA氏に直接連絡を取り、B氏との関係や妊娠を暴露したのだった。
その後、ソ・ヘリはB氏が既婚男性である事実を知らず、2022年4月頃に知ったと主張した。B氏の子の妊娠が発覚し、その解決方法やB氏に貸した金銭を返してもらうために連絡をしただけで、違法行為はしていないと主張した。
ソ・ヘリは判決前に提出した嘆願書で「B氏が離婚してくると言っても、赤ちゃんを一人で育てることになっても、B氏とは縁を切るためにA氏にすべての事実を話した。A氏は、私がいなければB氏の実体を最後まで知らなかったはずなのに、私に濡れ衣を着せ、被害者である私を加害者にした」「B氏の嘘、そして妊娠と中絶を体験し、精神的、身体的損害が甚大なのに罪のない私を苦しめ、金銭的補償を要求している」と訴えた。
控訴が棄却されたあと、ソ・ヘリは本サイト提携メディア『OSEN』の電話取材に応じ、「とても悔しい。裁判所の判断を遺憾に思う。私は立証する証拠を提出したが、勝訴や損害賠償額が減免されるどころか棄却された。これを、なぜ私一人が耐えなければならないのか分からない」と述べた。
また「私はB氏が既婚男性だということを知らずに交際していたということを立証するため、ベトナム旅行の時に一緒にいたC氏の証拠と証言を得ようと私費でベトナムに行ってきた」として、「C氏は当時、B氏が私を紹介する時に“結婚する人”と話し、B氏が20代の時に離婚したと証言した」と明かしている。
続けて「C氏に事実確認書を書いてくれと言ったが、難しそうだと言われた。この内容を裁判所に提出したが、どのような理由なのか、C氏が6カ月後に翻意した。この内容が事実だったとすればA氏にとっては非常に不利な内容だが、突然言葉を変えられたので控訴審が棄却された」と付け加えた。
またソ・ヘリは、今回の一件によって自身に“不倫女”のイメージがついてしまったことに対する悔しさも吐露。「A氏とB氏はまだ夫婦関係を維持していると聞いている。芸能界への復帰も難しくなり、ネット配信も悪質コメントによって昨年5月以降はできずにいる。特に昨年11月には通帳が差し押さえられ、裁判の間は神経精神科に通いながら薬を服用しているため、生活ができないほど大変だ」と現状について説明。それとともに、B氏が“罪の代価”を払わなければならず、自身は無念な被害者だとして、「嘆願書に、私のお腹にいた子供は中絶手術で天国に送ったため、心がまだ痛くて裂けそうだと書いた。この子供のためにも無念を最後まで解消したい気持ちだ」と話している。
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