韓国の有名なピラティス・インストラクターでタレントのヤン・ジョンウォンが、詐欺容疑で告訴されているとのニュースが伝えられた。
ヤン・ジョンウォンは2008年、ドラマなどに出演する傍ら、MBCバラエティ番組『マイリトルテレビジョン』で“ピラティス女神”として注目を集めた。名門・延世(ヨンセ)大学の大学院で体育学の博士課程を修了し、現在はピラティス専門の講師、教授として活動している。
ところが11月1日、ソウル江南(カンナム)警察署は詐欺、フランチャイズ事業法違反の疑いで多数の告訴状を受理し、7月末からヤン・ジョンウォンと彼女が関係するピラティス教室のフランチャイズ本社関係者らを立件し、調査していることが明らかになった。
これに対してネットユーザーたちもショックを受けている様子だ。というのも、ヤン・ジョンウォンは最近まで活発に活動していたからだ。
彼女は先週、タレントのタク・ジェフンが運営するYouTubeチャンネルに出演し、軽やかなトークを披露したばかり。さらに最近は美容ブランドを立ち上げたことでも話題を集めていた。以前から身体や健康への関心が高く、長年にわたり研究を重ね、自らの学問的知識を基に独自の美容ブランドをローンチした。
しかし、これに関する問題が浮上したようなのだ。
現在、フランチャイズ店のオーナーたちは、ヤン・ジョンウォンと本社が直接教育したインストラクターをフランチャイズ店に派遣し、直営方式で運営してノウハウも共有するという契約内容が守られなかったと主張している。
また、市場流通されている2600万ウォン(約287万円)のピラティス機器を、ヤン・ジョンウォンが自ら研究・開発して作られたものだと偽り、フランチャイズ店に対して6200万ウォン(約685万円)で強制購入させたと伝えられている。
ただし、ヤン・ジョンウォンはまだ警察の召喚調査を受けていないようだ。警察関係者は「被疑者が多いため、順次呼び出して調査している」と明かしている。
この件に関して、ヤン・ジョンウォンの所属事務所は「彼女は広報モデルとして肖像権契約のみを結んだだけで、事業内容については知らない」との立場を示している。
ヤン・ジョンウォンも自身のSNSアカウントで、「私は当該ピラティス教室のフランチャイズ事業の参加者ではなく、広告モデルとして単なる肖像権使用契約の関係です」と明らかにした。
続いて「記事で指摘されているロイヤリティ2%は事業参加に対する収益分配ではなく、肖像権使用に対するモデル料です。これは契約内容に基づき、売上の2%を受け取ることが明記されています」と述べ、「記事で言及されているフランチャイズ店舗の機器購入やインストラクター派遣契約などの事業的な部分は完全に本社が行ったもので、私はモデル活動以外のいかなる事業にも関与していません」と説明した。
特に、ヤン・ジョンウォンは2021年の肖像権使用契約当時、本社側にフランチャイズ店主に対して「広告モデル」であることを明確に告知するよう要請した上で契約を進めており、契約期間の2年間、展示会への出席やピラティス関連の活動などの広報モデルとして活動していた。
ヤン・ジョンウォンの法的代理を務める法律事務所も「現在、ヤン・ジョンウォン氏が広告モデル契約を結んだピラティス会社の問題により、誤った記事が報道されています」とし、「確認の結果、ヤン・ジョンウォン氏は当該ピラティスのフランチャイズ事業の参加者ではなく、広告モデルとして単なる肖像権使用関係であることをお知らせします」と伝えた。
法律事務所は「悪意ある投稿および無分別な記事の作成を中止していただくようお願いするとともに、事実と異なる報道に対しては厳重な法的措置を取る予定です」と表明ししているが…。
(記事提供=OSEN)
◇ヤン・ジョンウォン プロフィール
1989年9月22日生まれ。2008年のドラマ『生意気なヨンエさん』シーズン3(tvN)でデビュー。MBCのバラエティ番組『マイ・リトル・テレビジョン』に出演した際、人形のような美貌で“ピラティスの女神”として注目を集めた。ピラティス専門講師であり、CHA医科大学でメディカルピラティス専攻主任教授として活動中だ。
■【写真】やわらか牛乳肌!ピラティス講師のヤン・ジョンウォン
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