女優ハン・ソヒの誕生年が「1994年」ではなく「1993年」だったことが知られたなか、その背景の壮絶さが注目を集めている。
10月31日、ハン・ソヒの所属事務所9ATOエンターテインメントは、ハン・ソヒの実年齢が「1994年生まれの29歳」ではなく、実際は「1993年生まれの30歳」という事実を明らかにした。
事務所が本サイト提携メディア『OSEN』に伝えたところによると、ハン・ソヒは学生時代、小学4年生に進級する時期に実の母親が指名手配されたことで、強制的に蔚山(ウルサン)に移住したという。
「その後、学業を中断した状態で1年を家だけで過ごし、母親が拘束収監された後、再び原州(ウォンジュ)に来て小学4年生から再入学することになった」と事務所は伝えている。
ハン・ソヒの壮絶な家庭事情が知らされると、彼女に対する応援の声が多く寄せられている。というのも、ハン・ソヒは過去にも母親の“詐欺容疑”問題が発覚したことがあったからだ。
2020年放送のJTBCドラマ『夫婦の世界』でブレイクしたハン・ソヒは、当時、母親の債務不履行による借金騒動に巻き込まれた。そのため、彼女は5歳から両親の離婚により母方の祖母のもとで育ったこと、母方の祖母との義理もあって母親の借金を返済しようと努めたことなど、壮絶な家庭事情を告白しなければならなかった。
本人にとって苦しい記憶だったに違いないが、やむを得ず“家庭史”を世の中に明かさなければならなかったのだ。
当時、ハン・ソヒは「私を育ててくれた祖母の娘であり、親子の義理もある。だから、子どもになった道理として、デビュー前から力の及ぶところまで母親の借金を返済してあげた」と、娘として責任をまっとうした。それとともに、自ら立場文を通じて被害者に謝罪していた。
一方、母親は助けを受けたにもかかわらず、娘の“有名税”利用し続けた。
そして、2022年に母親が8500万ウォン(日本円=約939万円)を借りて返済しなかったという事実が発覚。当時、母親はハン・ソヒ名義の銀行口座を使用したと伝えられたが、裁判所では「ハン・ソヒと関係なく進められたことだ」と一線を引いた。
結局、ハン・ソヒは母親の行為を防ぐために「これ以上母親の借金に責任を負わない」と、事実上“絶縁”の立場を明らかにした経緯がある。
だが、それから2年後の今年9月、今度は母親が違法賭場を運営した疑いで拘束され、またしてもハン・ソヒの足を引っ張った。
当時、事務所は「ハン・ソヒも記事を通じて該当内容に接し、惨憺たる思いを言葉にできない」と立場を明らかにしながらも、「今回の事件は、俳優とは全く関係のない母親の独断的なことである点をもう一度申し上げる」とハン・ソヒが“無関係”であることを強調していた。
そして今回、ハン・ソヒが幼少期から続いた母親の詐欺疑惑のせいで、年齢を本来の1歳下である1994年生まれとして過ごさなければならなかったという過去も明らかになった。
これに対し、ネットユーザーからは「一体どれだけ正常な生活が不可能だったんだ」「幼い頃の衝撃は言葉にもできないはずなのに…ハン・ソヒさんには頑張ってほしい」「年齢が違ったからと言って何かがあるわけではないが、例え今になってもしっかり知られて幸いだ」などの反応が寄せられている。
辛く壮絶な家庭環境を乗り越え、今では女優としてたくましく活動を続けるハン・ソヒに、韓国国内で応援の声が相次いでいる。
◇ハン・ソヒ プロフィール
1993年11月18日生まれ。韓国・蔚山(ウルサン)出身。身長166cm。2016年にSHINeeの楽曲『Tell Me What To Do』のミュージックビデオの出演で芸能界入りし、2017年のドラマ『ひと夏の奇跡~Waiting for you』で本格女優デビュー。ドラマ『夫婦の世界』でブレイクし、以降『わかっていても』『マイネーム:偽りと復讐』『京城クリーチャー』など数々の話題作に出演した。デビュー時から大手食品メーカーや化粧品メーカーなど、様々な企業のCMモデルを務めた。
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