『パラサイト 半地下の家族』で美人奥様役を演じた女優チョ・ヨジョンが、新しい主演映画で“密室スリラー”に挑戦する。
映画『ヒドゥン・フェイス』は、2011年に公開された同名のコロンビア映画を原作とした作品だ。
今作は、失踪した婚約者スヨン（演者チョ・ヨジョン）の行方を追っていたソンジン（演者ソン・スンヒョン）の前にスヨンの後輩ミジュ（演者パク・ジヒョン）が姿を現し、消えたと思われていたスヨンが彼らと最も近い“秘密の空間”に閉じ込められたまま、徐々に暴かれていく素顔を目撃して繰り広げられる異色の密室スリラーとなっている。
変化に富んだルックスと優れたキャラクター消化力をすべて兼ね備えたチョ・ヨジョンは、20年以上にわたる演技生活を通じて多くの人気を博してきた。
2019年の映画『パラサイト 半地下の家族』で全米映画俳優組合賞アンサンブル賞を受賞し、世界的な女優へと飛躍したチョ・ヨジョンは、『99億の女』や『ハイクラス ～偽りの楽園～』、『タロット：7枚の物語』（原題）などのドラマをはじめ、多彩な作品活動で“信じて見る女優”の席を堅固に守っている。
特に、映画『春香秘伝 The Servant』『情愛中毒』を通じてキム・デウ監督の“ペルソナ”に挙げられるチョ・ヨジョンが、今回の『ヒドゥン・フェイス』で密室に閉じ込められることになったスヨンを演じ、より一層成熟した演技を披露する見通しだ。
オーケストラのチェリストであるスヨンはある日、恋人であり指揮者であるソンジンにビデオレターだけを残し、跡形もなく行方不明になる。
ただ、消えたと思われていたスヨンは、どこよりも近くの家の中の密室に隠れていた。彼女はソンジンと後輩チェリストのミジュによる“挑発的な姿”を見守りながら、物語を予測できない展開へと突き動かす。
怒りと復讐が行き来する圧倒的な演技を披露するチョ・ヨジョンは、今作について「密室に閉じ込められ、衝撃的な秘密を目撃するという破格的な設定は、観客の好奇心を呼び起こす『ヒドゥン・フェイス』だけの見どころです」と伝えている。
なお、チョ・ヨジョンの強烈かつ完璧な演技に期待が集める異色の密室スリラー映画『ヒドゥン・フェイス』は、韓国で来る11月20日より公開予定だ。
◇チョ・ヨジョン プロフィール
1981年2月10日生まれ。1997年にモデル活動を開始し、女優としても活躍。端正な顔立ちから、デビュー当初から存在感を放っていた。1999年に放送されたMBCドラマ『人の気持ちも知らずに』を皮切りに、多種多様なジャンルの作品に出演。特に、KBSドラマ『ベビーシッター』で見せた演技が高く評価された。日本でも大ヒット作となった映画『パラサイト 半地下の家族』では上品だが騙されやすく能天気な性格の美人奥様ヨンギョを好演し、大きな反響を得た。
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