“実力不足”で議論になったLE SSERAFIM、批判を受け入れ「正面突破」のカムバックで成果続々

2024年09月11日 K-POP #LE SSERAFIM

自分たちをめぐる様々な議論に対して「正面突破」を選んだLE SSERAFIM(ルセラフィム)がピンチをチャンスに変えた。

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特にポップの本場であるアメリカで目立った成長を見せており、注目を集めている。

今年2月にリリースされたLE SSERAFIMの『FASY』が米ビルボードのメインソングチャート「HOT100」にチャートイン(99位)したことに続き、8月に発表した新曲『CRAZY』も同チャートで76位を記録した。

これは今年リリースされたK-POPガールズグループの歌としては、「HOT100」の最高順位だ。

実力不足の批判を受け入れ、前へ

LE SSERAFIM
(写真提供=SOURCE MUSIC)LE SSERAFIM

そもそも米ビルボードの「HOT100」チャートは、フィジカルアルバム、デジタル音源、ストリーミング数値、ラジオエアプレイ点数、YouTube再生回数などを総合して順位を付けるシングルチャートだ。

したがって、このチャートに入るかどうかは、アメリカ国内における現在の立ち位置を計る指標になると考えられている。

今年、米ビルボードの「HOT100」にチャートインしたK-POPガールズグループは、LE SSERAFIMとILLIT(アイリット)だけだ。ILLITはデビュー曲『Magnetic』で「HOT100」91位を記録した。

「HOT100」だけでなく、LE SSERAFIMの4thミニアルバム『CRAZY』は、米ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」で7位を記録している。これでLE SSERAFIMは、K-POP第4世代ガールズグループとして、初めて同チャートのトップ10に3作品連続でチャートインする記録を作った。

デビューから発表曲が次々とヒットし、第4世代ガールズグループの代表格として定着したLE SSERAFIMだったが、今回のカムバックだけはプレッシャーが大きかった。

LE SSERAFIM
(写真提供=OSEN)LE SSERAFIM

去る4月に開催されたアメリカの音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」のステージに立ち、不安定なライブを披露して実力不足と批判を浴びた。一部メンバーの発言が議論にもなり、彼女たちが作った「コーチェラ最短期間入り」という意味も失われてしまった。

メンバーたちも大衆の冷酷な視線を十分に認知し、認めた。そして「より良くなる姿を見せるのが私たちの一生の課題だ」と頭を下げながら、実力で“正面突破”を選んだ。彼女たちはカムバックショーケースから音楽番組のステージまで、以前より成長したライブパフォーマンスで、大衆の評価の物差しに正面から向き合っている。

そしてグローバルな成果を出し、自分たちの居場所を示しているのがLE SSERAFIMだ。6カ月ぶりに自己最高順位を更新したLE SSERAFIMの今回の成績は、もはや一時的な人気ではなく、北米市場で定着しつつあることを証明する成果だ。

LE SSERAFIM
(写真提供=OSEN)LE SSERAFIM

彼女たちはアメリカでさらに上昇気流に乗る計画だ。LE SSERAFIMは9月12日(日本時間)、ニューヨークのUBSアリーナで開かれる「2024 MTV Video Music Awards」の舞台に立つ。

受賞の有無にも注目が集まっている。LE SSERAFIMはK-POP歌手の中で唯一、「今年のプッシュパフォーマンス(PUSH Performance of the Year)」賞にノミネートされた。同部門は昨年、TOMORROW X TOGETHERが受賞の栄光に浴した。

とある芸能事務所の関係者は「韓国国内では議論になったが、今回の『HOT100』の成績でコーチェラのステージが空虚なものではなかったことを示したといえる。チャートインすら難しい『HOT100』で勢いに乗っただけに、北米市場での需要がさらに大きくなるはず」と展望した。

◇LE SSERAFIMとは?

BTSらを擁する韓国の大手芸能事務所HYBEが傘下レーベルSOURCE MUSICと共にローンチした初のガールズグループ。IZ*ONEメンバーとして活躍したキム・チェウォンと宮脇咲良を筆頭に、カズハ(日本人メンバー)、ホ・ユンジン、ホン・ウンチェらで構成された。2022年5月2日にデビューアルバム『FEARLESS』をリリースしてデビュー。直後にメンバーが1人脱退して5人組となったが、韓国はもちろん、年末にはNHK紅白歌合戦にも出場するなど日本でも話題となった。2023年1月25日、正式に日本デビューを果たした。

「名声に泥を塗っている」コーチェラの舞台に立ったLE SSERAFIM、“歌唱力”が議論に

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