高校3年生の時に12歳年上の教会の先生と結婚した女性がテレビに登場した。
【画像】11歳差、未成年時に性的関係を持って妊娠した韓国夫婦
9月4日に韓国で放送されたバラエティ番組『大人たちは知らない高校生ママパパ5』（原題、MBN）第12回には、20歳で母親になったチュ・ガウンさんと、12歳年上の夫イ・グァンソプさんが出演。この日、2人は「相手の過ちの方が大きい」として不和に対する助けを求めたが、MCや弁護士、心理カウンセラーたちは、むしろ2人の子どもを放置したような夫婦の問題点と深刻性を厳しく指摘した。
まず、再現ドラマでチュ・ガウンさんが若くして母になった事情が明かされた。彼女は、「中学生時代、母親が組んだ厳しい勉強スケジュールで大変だったが、12歳年上の教会の先生に頼って持ちこたえることができた。そうするうちに高校3年生の時、教会の先生がアプローチして、一度は拒まれたが悩んだ末、卒業前に秘密の交際を始めた」と明らかにした。
続けて、「大学入学後、交際9カ月になる頃に妊娠したことを知った。両親が出産を極力反対したが、紆余曲折の末に結婚を許可してもらった」と付け加えた。しかし、「出産後、夫が仕事を辞めて家でゲームばかりしていた。そんな無責任な夫に腹が立ち、結局離婚を通知した」と話し、皆を心配させた。
再現ドラマが終わると夫婦がスタジオに登場。3人のMCが近況を尋ねると、チュ・ガウンさんは「12歳も上の夫は間もなく気を引き締めると思って見過ごしたが、今も夫の“珍事”が続いている」と暴露した。
だが、イ・グァンソプさんにも言い分があるという。「僕よりも妻の方に問題が多い」と反論し、両者の拮抗した立場の違いと暴露戦のなか、2人の日常が公開された。
夫婦は休みを迎えた2人の息子が、朝早くからスマホゲームばかりしているにもかかわらず、大して怒らない。むしろ夫は息子に「ゲームがとても上手だね」と褒め称え、妻は忙しく支度をしたあとに出勤した。
ECサイトを一人で運営しているチュ・ガウンさんは、事務室で自らフィッティングモデルを担当。しばらくして出勤した夫はカメラマンとして妻を撮影した。チュ・ガウンさんは、「しょっちゅう仕事を辞める夫を、最初からスタッフとして雇用した」と説明した。
一方、2人の息子は事務室の机に座ってスマホゲームに没頭。昼食もかなり遅くに出前で済ませた。子どもたちは「退屈だ」「遊んで」両親にしがみついたが、反応がなかったため再びゲームに。子どもたちはスタッフとのインタビューで、「むしろ学校の方が楽しい。友達に会えるから…」と残念さを吐露した。
仕事を終えたチュ・ガウンさんは、過去にピラティス講師として働いていた教室を訪ね、パートとして働くかを悩むことに。「過去に子ども服のショッピングモールを運営していたが、事業がうまくいって規模を拡大した。そうするうちに一瞬にして売上が急落し、計2億ウォン（約2200万円）の借金を負うことになった。以降は毎月借金の返済、家賃、自動車のレンタル費などを払うために一月で44万ウォン（約5万円）程の赤字になっている。なのでピラティス講師の副業を考えている」と打ち明けた。
このように妻が金策を考えていた一方、夫は家でのんびりと昼寝。しばらくして2人の子どもたちが戻ってきて、「サッカーしよう」とせがんだが、「ゲームの方がましだ」としてゲームで遊ぶことに。帰宅したチュ・ガウンさんは、「家事もせず、子どもたちに宿題もさせずにゲームをしたらどうするのか」と激怒。しかし、イ・グァンソプさんは「僕も頑張っているのに、なぜ分かってくれないのか」と寂しさを爆発させたあと、家を飛び出た。
夫婦げんかに子どもたちが顔色を伺うなか、チュ・ガウンさんはリビングで仕事を再会した。すると実家の母親が訪ねてきて孫の面倒を見たのだが、「仕事より子どもたちが優先ではないの？」と苦言を呈した。
しかし、チュ・ガウンさんにも言い分がある。「私がお金を稼がなかったら、どうやって子どもたちを食べさせるの？今は仕事の方が重要だ」と冷たく言い放ったのだった。
この様子を見守っていたカウンセラーのチョ・ヨンウン氏は、「夫婦に改善しなければならない点があまりにも多い。過度なゲームは子どもたちの認知能力発達に悪影響を及ぼす恐れがあり、母親も子どもたちと愛着が形成されていないように見える。子どもたちは親が自分をないがしろにしたと思えば、ややもすれば世の中に対する不信を持つことがある」と批判した。
皆が懸念するなか、一家は心理相談を受けることに。検査の結果、一人目の子どもは両親と最後に一緒に遊んだ日付を正確に思い出せるほど、「ママ、パパが遊んでくれなくて心がいつも寂しい」と激しい心の傷を表わした。また二人目も「将来お金持ちになったらママは仕事をしないでほしい。そうしないとママと遊べないから」と話し、夫婦を泣かせた。
イ・グァンソプさんは「僕たちは多くのことを逃していた」として後悔と申し訳ない気持ちの涙を流し、チュ・ガウンさんもまた「今からでも子どもたちにしてあげられることは何か考えてみる。必ず時間を作って一緒に遊んであげる」と涙ながらに約束したのだった。
数日後、夫婦は子どもたちと水遊びする様子、家でボードゲームに興じる和気あいあいとした近況映像を送ってきた。夫婦の前向きな変化に、MCのパク・ミソンは「小さなことでもママ、パパと一緒にするということが重要なこと」と、温かい激励を送った。
（記事提供＝OSEN）
前へ
次へ
