勝てば東京五輪が決まる大一番、U-23韓国は準決勝でも出場選手を大幅に変更するのか

2020年01月22日 サッカー

9大会連続のオリンピック本選出場を狙うU-23韓国代表が残り1勝をあげるために、再び大幅な選手のローテーションを行うのか関心を集めている。

キム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表は本日(1月22日)22時15分(日本時間)、タイで開かれるアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権の準決勝で、オーストラリアと対戦する。勝てば東京五輪出場が決定する。

【注目】“残り1勝”となったU-23韓国の「油断できない不安要素」とは

U-23韓国は今大会、試合のたびに先発出場選手を半分以上、大幅に変えてきた。グループリーグ3試合が3日間隔で繰り広げられ、タイの気候があまりに蒸し暑いため、選手たちの体力を考慮した決定だった。

ひとまず準々決勝まで、キム監督のローテーション戦略は大成功を収めている。選手たちを代わる代わる起用しながら、出場国で唯一の4連勝を記録し、ベスト4に進出した。

U-23韓国監督「準決勝のカギは体力」

キム監督は、オリンピック出場権のかかったオーストラリアとの準決勝を翌日に控えた1月21日の公式記者会見で、体力が勝負のカギになるだろうと予想した。

韓国より1日早く準々決勝を行ったオーストラリアは、シリアとの対戦で120分の延長試合を行った。一方の韓国は、ヨルダンを90分で下した。どちらが体力的に優位かを論じるのは難しい状況にある。

(写真提供=韓国サッカー協会)ヨルダン戦で先制点をあげたチョ・ギュソンと手を合わせるキム・ハクボム監督

キム監督は「天気が暑い。体力的な部分が大きく試合結果に作用する。オーストラリア戦は消耗戦となるだろう」と強調した。

U-23韓国はこれまでのように、準決勝でもローテーションを稼動すると見られる。

これまで見せてきた歩みを振り返ると、今の韓国にはレギュラーと控えの境界が実質的に存在しない。最終エントリーに名を連ねたどの選手がピッチに投入されてもおかしくない状況だ。

「今大会の最後の戦い」との思い

キム監督も選手たちの技量を信頼しているため、オーストラリア戦でも既存の戦略を続けていくと予想される。

今回のU-23選手権は、オリンピック開催国である日本が早々と脱落したことによって、3位以上の成績を残してこそ東京五輪の出場権を獲得できる。そのため準決勝進出チームは仮に負けても、3位決定戦というチャンスは残る。

だがU-23韓国の考え方は違う。上昇を続け、決勝進出を決めることで、いち早くオリンピック出場権を獲得しようという計算だ。

キム監督は「準決勝ではなく、今大会の最後の戦いという思いで試合を準備し、良い試合を繰り広げる。選手たちを信じている」と述べた。

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