韓国でロサンゼルス・ドジャース選手団が“生卵”を投げつけられた事件に関して、球団側は「処罰の意思はない」と明かした。
【写真】韓国メディアが撮った、大谷翔平“奥さま”のソロショット
仁川(インチョン)国際空港警察団は3月18日、ドジャースから処罰不要の意思を確認したと発表した。球団は韓国イベントの代行業者を通じて、「選手団の誰も生卵に当たっておらず、被害はなかった。被疑者を処罰する意思はない」と話したという。ただ、「出国時、同じようなことが起きないようにしてほしい」とも伝えている。
警察は、被害者であるドジャースが処罰を望まないとしたことから、卵を投げた男性(24)を送検しない方針だ。今回適用された暴行容疑は、「反意思不罰罪」で被害者が望まなければ被疑者は処罰されない。
先立って15日未明、ドジャース一行が韓国へと到着した際、空港で選手団が生卵を投げつけられるという事件が起きた。ただ、生卵は選手まで飛ばず、ロバーツ監督の前で落下して割れていた。
警察は第1旅客ターミナルに設置された防犯カメラの映像をもとに、事件から1時間30分後には男性を検挙。男性は警察の取り調べに対して、「外国人選手をなぜ我々が歓迎しなければならないのか。ただ気分が悪くて投げた」と供述したという。
その後、男性は過去に精神科で治療を受けていたことも判明。警察関係者は「被害者側の意思を確認し捜査方向を決める予定だ。処罰の意思がなければA氏を不送致する計画」と伝えていた。
なお、今回の韓国入国時には大谷翔平(29)の妻・田中真美子さんも同伴しており、韓国でも大きな注目を集めた。
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