大谷翔平(29、ロサンゼルス・ドジャース)も使う計測機が韓国プロ野球選手の間でも使用されている。
3月11日、サムスン・ライオンズ対LGツインズのオープン戦が行われた大邱(テグ)サムスン・ライオンズ・パークでは見慣れない光景があった。
試合前、打撃練習を終えたLGのキム・ヒョンス(36)とパク・ヘミン(34)は、自身のバットとスマートフォンを持ってダグアウトに戻った。
本来、練習中にスマートフォンを使用することは禁止されている。ただ、彼らにとってはそれもトレーニングに必要な道具だった。
実際に本人たちに確かめてみると、パク・ヘミンはバットのグリップエンドに装着した機器を指して「これを装着して打撃練習をすると、スマートフォンのアプリを通じてバットスピードとスイングの軌跡を確認できる。大谷翔平もこの製品を使っているらしい」と説明してくれた。
パク・ヘミンが見せたスマートフォンアプリには、バットスピードなどの各種数値が表示されていた。アリゾナキャンプでキム・ヒョンスからプレゼントされ、打撃練習時に活用しているとのことだ。
「例えば、軽く打つときと強く打つときとで感覚自体は違うものだが、この製品を通じてバットスピードを測定してみると、思った以上に差がないことがわかった。だから、スイングのときは不必要な力を抜いて、軽く打ったとしてもバットのスピードが落ちないことが確認できた」
LGを率いるヨム・ギョンヨプ監督も、キム・ヒョンスとパク・ヘミンが使用している製品について「自分のバットスピードやスイングの軌跡などを直接確認できるので、選手たちの役に立っている」と評価した。
また、「最近は本当に良い製品がたくさん登場している。(パク・ヘミンらが使用する製品のように)安くて有用に使えるものから、数百万ウォン相当の製品など非常似たようだ」と付け加えた。
さらには、「最近はこのような根拠(データ)があるため、選手たちを始動することが非常に楽になった。データによって、選手を説得することがとても簡単になった。ただ、それだけコーチたちも一生懸命勉強しなければならない」と強調した。
最先端の練習道具のおかげだろうか。同日の試合でパク・ヘミンは2四球で出塁して1得点を記録し、キム・ヒョンスは初回の適時打含む2打点の活躍で5-2の勝利に貢献していた。
(記事提供=OSEN)
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