ソン・フンミンは「完成型ストライカー」の典型…韓国紙がトッテナム主将の自国エース大絶賛のワケ

ゴールとアシスト、両方とも得意な選手がイングランド・プレミアリーグにいる。トッテナムのキャプテンを務める韓国代表FWソン・フンミン(31)のことだ。

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ソン・フンミンは3月10日(日本時間)、敵地ヴィラ・パークで行われたアストン・ヴィラとのプレミアリーグ第28節で1ゴール2アシストを記録し、チームを4-0の大勝に導いた。

1トップで先発出場したソン・フンミンは、トッテナムが1点先制して迎えは後半8分にウェールズ代表FWブレナン・ジョンソン(22)のゴールをアシスト。敵陣でのボール奪取からドリブルでペナルティアークまで攻め込むと、左で走り込んだジョンソンに寸分の誤差もないスルーパスを送り、追加点をお膳立てした。

後半アディショナルタイム1分には自ら点も挙げた。右サイドを突破したスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキ(23)のグラウンダークロスを右足でダイレクトで合わせ、見事にゴールネットを揺らした。

ただ、ソン・フンミンはこれに満足することなく、同AT4分に2アシスト目をマーク。左サイドからドリブルでペナルティエリア内に侵入し、最後は途中出場の元ドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(28)のゴールを演出した。

試合後、『WhoScored.com』はソン・フンミンに評価点9.4点を与えた。両チーム合わせて最も高い点数だった。

ソン・フンミン
(写真提供=ロイター/アフロ)ソン・フンミン

ソン・フンミンは「できないことがない」

これでソン・フンミンは今季プレミアリーグでの成績を24試合14ゴール8アシストとした。今季はセンターフォワード、左右ウィングと前線のすべてのポジションをこなしているが、自らフィニッシュするのはもちろん、仲間を助けるプレーも忠実にこなしている。

ソン・フンミンはトッテナム加入2年目の2016-2017シーズンから始まり、今季まで8シーズン連続で二桁得点を達成している。センターフォワードを本職としないにもかかわらず、トップレベルの決定力を維持し続けている。

また、同年シーズンからはアシストも毎年5つ以上記録している。ゴール、アシストいずれも二桁を達成したことも2度ある。

かつてのソン・フンミンは「オフ・ザ・ボールの動きが悪い」という評価を受けてきたが、今やスペースを支配する選手として有名だ。最近では当たり前のように、チームメイトを活かすプレーを上手くこなしている。まさに「できないことがない」選手と言っても過言ではない。

ソン・フンミンの活躍に支えられ、トッテナムはトップ4入りの希望を維持している。

同日の勝利で勝ち点3を積み上げたトッテナムは勝ち点53とし、4位のアストン・ヴィラ(勝ち点55)まで2ポイント差に迫った。トッテナムは1試合未消化の状態のため、このままであれば自力での逆転も可能だ。

なお、トッテナムは次戦、来る17日に敵地クレイヴン・コテージでフラムとのプレミアリーグ第29節を戦う予定だ。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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