パク・ハンソ監督率いるU-23ベトナム代表が、史上初のオリンピック出場を狙う。
タイで開催されているアジアサッカー連盟（AFC）U-23選手権でグループDに入ったベトナムは、同グループのUAE、北朝鮮、ヨルダンと決勝トーナメント進出を争う。決勝トーナメントにはグループ上位2チームが進出できる。
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2017年にベトナムA代表とU-23代表の兼任監督に就任したパク・ハンソ監督は、2018年のU-23選手権でチームを準優勝に導いた。それだけに今大会でも“パク・ハンソマジック”への期待は大きい。
今大会ではオリンピック開催国の日本を除き、3位以内に入った国に東京五輪出場権が与えられる。パク・ハンソ監督就任後、躍進が続くベトナムにとってオリンピック出場は悲願の夢だ。
“パク・ハンソマジック”に魅了されたベトナム現地のサッカーファンは、史上初のオリンピック出場に大きな期待を寄せている。
しかし、東京五輪を目指すベトナムには乗り越えるべき壁が多くある。まずは、UAEや北朝鮮、ヨルダンとしのぎを削るグループステージを突破することだ。
ベトナムは1月3日、ヨルダンやUAE相手を想定しバーレーンと親善試合を行った。昨年12月の東南アジア競技大会（SEA Games）で優勝したとはいえ、西アジア諸国相手に厳しい戦いとなることは確実だ。
ヨルダンは2013年の第1回大会で3位に入賞するなど、実力を備えたチームである。だが、ベトナムは昨年11月の2022年カタールW杯アジア2次予選で、ヨルダンに1-0で勝利した。当時決勝ゴールを決めたグエン・ティエン・リンは今回のU-23代表にも召集され、主力ストライカーとして構えている。
これまで何度も予想を上回る結果を残してきたパク監督に、今大会も期待がかかるのは当然だ。SEA Gamesで優勝して勢いに乗るベトナムは、昨年12月に韓国内で合宿を組み、すべての準備を整えた。
ベトナム史上初のオリンピック出場という神話を築くことができるか。パク監督の手腕に注目が集まる。
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