17年ぶりとなる“メダルなし”という最悪の結果だ。
日本、そして中国にも敗れた男子バスケットボール韓国代表のヤン・ホンソク(26)が今回のアジア大会について「最初のボタンをかけ間違えた」と話した。
男子バスケ韓国代表は10月3日13時(日本時間)、中国で行われた杭州アジア大会・男子バスケ準々決勝で中国に70-84で敗れた。ヤン・ホンソクは13点を記録して奮闘したが、無気力に敗北した韓国だ。
準々決勝で敗れ、5-8位の順位決定戦を残すのみとなった男子バスケ韓国代表は、メダル獲得に失敗した2006年のドーハ大会以来、17年ぶりにノーメダルでアジア大会を終えることとなった。
試合終了後に会ったヤン・ホンソクは「とても残念だ。僕たちは最初のボタンをかけ間違えたようで、その部分がとても残念だ。言い訳はしたくない」と口を開いた。
彼は「攻撃でも相手のブロックに阻まれ、自分たちのミスが少し多かったようだ。こちらが得点したいときにできず、相手がポイントを持っていって、こういう結果になった」と敗因を話した。
大会を振り返って、日本戦の敗北が大きなターニングポイントだったといえる。
韓国は今大会、グループDで2位を記録。インドネシア(95-55)、カタール(76-64)と第1戦、第2戦に勝利したが、グループリーグ最終戦で日本と対戦し、77-83で惜しくも敗れた。
2勝1敗でグループリーグを突破した韓国だが、もし日本に勝利してグループ1位になっていれば、準々決勝に直行することができた。しかし韓国は12強決定戦を行い、ベスト8進出のための試合を余計にすることとなった。10月2日にバーレーンと対戦した韓国は試合終了14時間後の同3日、中国と対戦しなければならなかった。
ヤン・ホンソクは「アジア大会が小さな大会でもなく、僕たちの最大の大会といえるほど大きな大会だ。(帰化選手の)ラ・ゴンア選手も最後だという声もある。若い選手たちにはそれなりの動機があり、国家代表という自負心があった。今日負けたら落ちるということも知っていた。残念だ」と答えた。
アジア大会で金メダルを獲得すれば、若い選手たちは兵役が免除される。それを踏まえた発言だろう。
休息が足りなかった選手たちは、準々決勝で足が重かった。ヤン・ホンソクは「体はそうでもないとしても、心理的には14時間後にプレーするということを知っていた。体もそれに反応したようだ。最初のボタンが残念だ」と話した。
ヤン・ホンソクは「目標は優勝だった。どこでも中国、日本とやれば必ず勝つと思っていたのに残念だ」と付け加えた。
(記事提供=OSEN)
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