17年ぶり屈辱が迫る…韓国女子バレー、8強進出もメダル獲得が「困難」と言えるワケ【アジア大会】

険しい道のりだ。

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セサル・エルナンデス・ゴンザレス監督率いる女子バレー韓国代表は、10月2日(日本時間)に行われた杭州アジア大会・女子バレーのグループC第2戦でネパールにセットカウント3-0(25-21、25-14、25-11)で勝利した。

初戦でベトナムに痛恨の逆転負けを喫した韓国だが、辛うじて2次ラウンド進出を決めた。

ネパール相手にも韓国は苦戦を強いられた。第1セットは最終的に先取したものの、一時は16-18とリードを許していた。それでも第2~3セットは比較的簡単に奪取することができた。

もっとも、2次ラウンドに進めたからと言って手放しに喜ぶことはできない。

女子バレー韓国代表
女子バレー韓国代表

2次ラウンドはグループステージの成績を継続して戦うため、韓国は1敗を抱えた状態で中国と北朝鮮を相手にしなければならない不利な面がある。中国はグループAを1位、北朝鮮はグループAを2位で通過した。

北朝鮮と韓国が1敗を抱え、中国とベトナムが1勝を収めた状態で2次ラウンドがスタートする。

2次ラウンドでは同組の韓国とベトナム、中国と北朝鮮は対戦しない。

8チームが2つのグループに分かれて行われる2次ラウンドでは、各組1~2位がベスト4のトーナメントに進むことができる。韓国としては2位通過を狙うのが現実的な目標だ。

ただ、簡単ではない対戦だ。中国は自国開催のアジア大会ということもあり、最精鋭で大会を戦っている。戦力面で大きな差があり、客観的な評価でも韓国が“格下”だ。

しかし、韓国が次のラウンドに進むためには、中国と北朝鮮の両方に勝つことが最上のシナリオと言える。そして、北朝鮮がベトナムを破るシナリオが韓国にとってはポジティブなシグナルだ。

仮にメダル獲得を逃すことになれば、女子バレー韓国代表は1962年ジャカルタ大会でバレーボールがアジア大会の正式種目に採択されて以降で、5位に終わった2006年ドーハ大会以来、17年ぶり2度目のメダルなしという屈辱を味わうことになる。

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