野心を持って始まった大会も、台風6号を避けることはできなかった。
韓国女子ツアーの「第1回斗山建設We'veチャンピオンシップ」第1ラウンドが、強風の影響により中止となった。
8月10日、済州島(チェジュド)西帰浦(ソグィポ)市のテディ・バレー・ゴルフ&リゾートで開幕した「第1回斗山建設We'veチャンピオンシップ」は、韓国を横断する台風6号の影響で当初の予定より2時間遅れで第1ラウンドがスタートした。
第1組が9時30分にティーオフしたが、スタート直後から強風が吹き荒れ、どの選手も正常なプレーができなかった。
特に、バレーコースの1番ホールでは強風によってティーに乗せたボールが落ちる光景が頻繁に見られた。
ボールが動く状況ではプレーができないため、最終的に11時28分に中断が宣言された。
ゴルフ規則では「ボールは置かれたままプレーしなければならないというのがゴルフの核心原則」とし、「自然の力によってボールが動けば、プレーヤーは必ずその新しい地点でプレーしなければならない」と明示されている。
しかし、ティーインググラウンドでティーの上に乗せたボールが風によって落ちた場合は、そもそもプレーが開始できない。
試合開始から2時間の間、バレーコースでティーショットを終えられたのはわずか9人だった。
テディコースの1番ホール(大会10番ホール)で36人がスタートしたのと比較しても、正常なプレーが難しいことがわかる。
同日、済州島では最大瞬間風速17mという強い風が吹いた。
大会組織委員会は同日13時、「気象悪化のためラウンド進行が不可能だと判断し、第1ラウンドを中止する」と発表した。
初日のキャンセルによって、大会は54ホールのストロークプレーに縮小となった。
今季の韓国女子ツアーにおいて気象悪化で大会が取り消されたのは、昨年12月にシンガポールで行われた「ハナ金融グループ・シンガポール女子オープン」と、今年5月の「第9回キョチョン1991レディースオープン」に続き3回目だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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