今夏に川崎フロンターレから韓国の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに完全移籍した日本人MF小塚和季(29)が、7月のクラブ月間MVPに輝いた。
水原三星は8月2日、公式SNSを通じて小塚が「ドイツ・モータース7月MVP」に選出されたことを発表した。
小塚は7月24日から3日間行われたファン投票において、計1918票の56%に相当する1086票を獲得し、7月のクラブ月間MVPに選ばれた。
Jリーグではアルビレックス新潟、レノファ山口、ヴァンフォーレ甲府、大分トリニータと渡り歩き、7月6日に川崎Fから水原三星への完全移籍が発表された小塚。
水原三星では移籍後4試合に出場し、自身の強みである広い視野とパス能力を活かして多くのチャンスを演出。ゴールやアシストこそないものの、中盤でのハイレベルな連係プレーで得点の起点となり、ファン・サポーターに深い印象を残している。
小塚加入後の4試合で水原三星は2勝2分と無敗。首位独走中の昨季リーグ戦王者・蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)を3-1で破ると、残留を争う江原(カンウォン)FCにも2-1で勝利し、最下位脱出に成功した。
現在、水原三星は第24節を終えて4勝6分14敗の勝ち点18で12チーム中11位。10位の水原FC(勝ち点20)とも2ポイント差まで縮めている。
水原三星に加入して間もなく月間MVPに輝いた小塚は、クラブを通じて受賞のコメントを次のように伝えている。
「月間MVPに選ばれてとても驚きました。まだ試合にあまり出場していないのに、このように素晴らしい賞をいただくことができて嬉しく思います」
「チームや仲間たちがたくさん助けてくれたので、ピッチ上で良いプレーをできたと思います。引き続き、チームのために最善を尽くしていきます」
なお、小塚の月間MVP受賞は、来る5日に水原FCとのKリーグ1(1部)第25節が行われる本拠地・水原ワールドカップ競技場で試合前に実施予定。7月のホームゲーム全試合を訪問したシーズンパス会員が授賞者を務める予定だ。
水原三星がチーム内の月間MVPを表彰する「ドイツ・モータース月間MVP」は、ハイパフォーマンスの象徴であるBMWのMシリーズのように、1カ月間に行われた公式戦で最も優れた活躍を披露した選手に贈られる。
表彰は2020年から実施しており、今季は元モンテディオ山形、ブラウブリッツ秋田、横浜FCのDF韓浩康(ハン・ホガン/29)、元川崎F、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、ロアッソ熊本のFW安柄俊(アン・ビョンジュン/33)、元徳島ヴォルティスのFWキム・キョンジュン(32)らが月間MVPに選ばれている。
(記事提供=OSEN)
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