U-20W杯準優勝の“ポーランド世代”は、U-22韓国代表の中心メンバーになれるか

2019年11月20日 サッカー

2歳若い“ポーランド世代”がU-22韓国代表の中心メンバーになるかもしれない。

キム・ハクボム監督率いるサッカーU-22韓国代表は、アラブ首長国連邦のドバイで行われている2019ドバイカップで中東諸国を相手に、実戦感覚を積んでいる。

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サウジアラビア、バーレーンを下し、イラクとは引き分けた。試合内容も悪くない。1~2回戦は無失点で勝利し、イラク戦では審判の偏った判定で2人が退場する困難を経験したが、全体的なパフォーマンスで圧倒した。

3試合を通じて最も存在感を示した選手は、身長193cmの長身ストライカー、オ・セフン(20)だ。

オ・セフンはバーレーン戦で2得点を決めた。イラク戦では途中出場し、1アシストを記録した。投入直後に正確なヘディングのパスで、イ・ドンジュンのゴールをアシストした。

ポジション争いを繰り広げるライバル、チョ・ギュソンがPKを外すなど不振だった状況で、連携と制空権、フィニッシュまで見せて強烈なインパクトを残した。レギュラー争いで一歩前に出た格好だ。

オム・ウォンサン(20)もまた、確固たる攻撃のカードとしての存在感を見せつけた。オム・ウォンサンはサウジアラビア戦で、相手DF3人を抜く爆発的なスピードでアシストを記録した。イラク戦でも似たような状況でキム・デウォンのゴールを助けるなど、活躍を見せた。

イ・ドンジュンやキム・デウォンなどU-23韓国代表のウインガーは、サイドから中央に切り込む動きが良いが、オム・ウォンサンはキム監督が好む直線的なスタイルであるため、希少性も高い。

(写真提供=韓国サッカー協会)オ・セフン(9番)

バーレーン戦に出場したチョン・セジン(20)も優れたパフォーマンスで、チームの勝利を導いた。10月の招集からは外れたが、今回は印象的な活躍を見せた。

今回のドバイカップは、去る5~6月にポーランドで行われたU-20ワールドカップで準優勝を成し遂げた“ポーランド世代”からオ・セフン、オム・ウォンサン、チョン・セジンの3人をはじめ、チョ・ヨンウクまで計4人が出場した。

チョ・ヨンウクはイラク戦に先発出場したが、負傷のため早期交代となる不運を経験したが、残りの3人は明確な活躍でキム監督にアピールした。今回の実戦は、事実上の最後のオーディションといっていい。キム監督はドバイカップを最後に、2020年1月にタイで開催されるアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権のメンバーを決める予定だ。

AFC U-23選手権は東京五輪の最終予選を兼ねているため、ここに選ばれる選手たちはオリンピックのメンバーとして最後まで競争する可能性が高い。

オリンピックには、1997年以降の出生者が参加できる。“ポーランド世代”は1999年生まれで2歳若いが、高いパフォーマンス見せただけにキム監督の信頼を得た。実際にキム監督は、「年齢に関係なく実力のある選手を選びたい」と公言している。

ドバイカップ参加者のほか、負傷したDFイ・ジソル、イ・ジェイクもコンディションが整えば、来月の招集に合流する可能性がある。U-20ワールドカップを通じて名前を知らせた有望株が着実にステップを踏み、U-23韓国代表に定着する雰囲気が作られようとしている。

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