KBOは「世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が、プレミア12のユニホームパッチの広告権をグローバル広告代理店に販売した。 その広告代理店が12カ国の代表ユニホームに付着するパッチを販売したが、その広告権を日本企業に購入をした。リポビタンDのパッチはこの一環」と説明した。
つまりWBSCプレミア12が始まると、予選ラウンドに参加する12カ国はいずれも当該広告をパッチで付着するということだ。実際、この日の強化試合の相手となったプエルトリコ代表も同じ広告をつけていた。
国際大会は大会組織委員会が開催を成功させるために、スポンサー企業を募集する。スポンサー企業が享受できる最大の効果は、広告を通じた企業イメージの露出だ。
サッカーのワールドカップやオリンピックなど、世界的スポーツイベントがグローバル企業の広告競争となる理由もここにある。
日韓関係をあまり気にしないWBSCと、巨額を投じて広告権を買い入れた日本企業が、韓国人の情緒を考慮して広告変更することは考えにくい。
国際市場経済は資本論理が支配する。日本語の広告パッチも、KBOが仲裁に乗り出したからといって変わる可能性は低いだろう。