女子バレーW杯、本日(9月18日)ロシア戦の韓国。日本以上の“雪辱戦”である2つの理由とは?

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衝撃の敗北の痛みを吹き飛ばす勝利だった。この勢いに乗って、ロシア戦も制したいところだ。

【写真】ロシア代表コーチが人種差別行為…韓国側が抗議

ステファーノ・ラバリニ監督率いる女子バレー韓国代表は、6月に行われたFIVBネーションズリーグに続いて、ワールドカップ第3戦で日本と対戦し、セットスコア3-1の勝利を収めた。

8月、韓国で開かれたアジア選手権大会では、日本の2軍を相手に衝撃的な敗北を喫して涙を流したが、それから1カ月後、見事に雪辱を果たした。

韓国は、中国のように平均身長が高いチームには苦戦を強いられるが、比較的背の低い日本を相手にすると強い姿を見せている。今回の対決でもブロックで17点(日本は3点)を奪い、試合の主導権を握った。

178cmと決して高くないイ・ジェヨンが26得点を叩き出せたのも、日本のブロッカーが他のチームに比べて低いからだった。日本のウイングスパイカーは、ほとんどが170~180cm前半台で、ミドルブロッカーラインにも190cmの選手がいない。

キム・ヨンギョン(192cm)、ヤン・ヒョジン(190cm)、キム・スジ(186cm)などが活躍できた要因だった。イ・ダヨン(180cm)が日本戦でブロック3点をあげるほど、高さで優位を占めた。

日本を下して、勢いを取り戻した韓国は、本日(9月18日)12時半からロシアと対戦する。この試合も“雪辱戦”となる。

(写真提供=FIVB)韓国のエース、キム・ヨンギョン

韓国は8月に行われた東京五輪大陸間予選で、ロシアに2-3の逆転負けを喫した。韓国はその試合で第1、第2セットを奪い、第3セットでも終盤まで22-18と4点差でリードしていた。しかし最後の瞬間に崩れ、逆転を許した。続く第4、第5セットまで奪われ、衝撃的な逆転負けとなった。

その敗戦はただの1敗ではなく、オリンピック出場権獲得に失敗したという点で、衝撃は大きかった。同試合に敗れたことで韓国は、アジア予選を行わなければならなくなった

さらにロシア戦の後には、人種差別行為まで行われた。

ロシア代表のイタリア人のセルジオ・ブサート首席コーチ(当時)が、韓国戦の勝利の喜びを表現するために、両手で目を引っ張って細め、記念撮影をした。アジア人を侮辱する典型的な人種差別ジェスチャーを、公式的な場所で見せたのだ。

その後、韓国バレーボール協会はロシアバレーボール協会とFIVBに書簡を送り、問題提起した。渦中の人物は、2試合の出場停止処分を受けている。

しかし現在セルジオ・ブサートは、コーチではなくロシアの監督となった。チームを代表する監督となり、ワールドカップを導いている。韓国にとって、勝利が切実なもうひとつの理由といえるかもしれない。

ロシアは楽な相手ではないが、決して勝てないチームではない。今回のワールドカップでロシアは、カメルーンと日本を相手に2勝をあげたものの、中国には0-3と完敗した。高さでは韓国が劣勢だが、守備とスピードでも劣るとは限らない。日本戦のように、キム・ヨンギョン、イ・ジェヨン、キム・ヒジンなどが得点力を見せれば、攻略できない相手ではないだろう。

カギはブロッカーラインをこじ開けること。ロシアには190cmの選手が、なんと13人もいる。大半がキム・ヨンギョンより高いということだ。

結局のところ韓国は、キム・ヨンギョンに頼るしかない。前の直接対決では、キム・ヨンギョンが25得点を記録して両チームで一番多くのポイントをあげた。イ・ジェヨンの上昇度が目につくが、ロシアの長身ブロッカーを相手にどこまで通用するかは未知数だ。

速攻と多彩な攻撃パターンで、相手守備を乱す工夫も必要だろう。セッターのイ・ダヨンは、日本戦で攻撃を多様に活用し、守備力の良い日本を苦しめた。ロシアは日本に比べて守備が良いチームではない。

賢く試合を進めれば、勝機をつかむことも不可能ではないはずだ。

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