ウルグアイ代表戦は、韓国サッカーが世界の舞台でもう一段階生まれ変わることができるという確信を抱かせる試合となった。
韓国代表は11月24日(日本時間)、ドーハのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われたカタールW杯グループH第1節でウルグアイと0-0で引き分けた。惜しくも勝利は逃したものの、格上と評価されたウルグアイと90分間攻守で互角に渡り合う名勝負を繰り広げた。
4年前の2018年ロシアW杯ではグループステージ最終節でドイツ代表を2-0で破った韓国代表。今回のウルグアイ戦を無失点で終えたことで、史上初めてW杯本大会で2試合連続無失点を達成した。
国外開催で初めてベスト16入りした2010年南アフリカW杯では、アルゼンチン代表に1-4で惨敗。2014年ブラジルW杯でもアルジェリア代表に2-4とまさかの大敗を喫した。
韓国は“サッカーの辺境”と呼ばれるアジアで唯一、10大会連続でW杯の舞台に出場しているが、常にその立場は“チャレンジャー”だった。ほとんど毎回の大会で、格上の対戦相手の攻撃に萎縮してしまうケースが多かった。