ソフトバンク黄金時代築いた内川とともに引退…40歳イ・デホが「今が全盛期」と言われるワケ

イ・デホは9月29日時点で打率0.335(4位)、174安打(3位)、21本塁打(8位タイ)、94打点(6位)、OPS(出塁率+長打率)0.878(7位)を記録している。

「引退」という言葉の意味が薄れるほど、打撃の主要部門でトップ10に名を連ねている。これには周囲から「なぜ引退するんだ」と不満の声が出るのも無理はない。

プロ22年目の今も不変の技量を誇るだけに、イ・デホにとって最後となるタイトル競争には目を向けるしかない。

まず、首位打者争いではイ・ジョンフ(24、キウム・ヒーローズ)、パク・ゴヌ(32、NCダイノス)、ホセ・ピレラ(32、サムスン・ライオンズ)とともに熾烈な頂上決戦を繰り広げている。イ・デホは現在4位ではあるものの、最後までどうなるかわからないのが野球の魅力だ。

ここに加えて、イ・デホは自身通算7度目となる「シーズン100打点」も目前としている。

2009年に初の100打点を達成したイ・デホは、2010年(131打点)、2011年(113打点)と3年連続100打点を達成。その後は日本とアメリカで活動した2012~2016年を挟み、2017年(111打点)、2018年(125打点)も100打点を突破した。

2019年と2021年は惜しくも100打点の大台を踏めなかったが、2020年は110打点で6度目の100打点到達を成し遂げた。そして今回、現役最後の年に7度の100打点達成を控えている。ロッテは29日時点で残り6試合。つまり、1試合当たり1打点ずつ挙げれば十分達成可能な記録だ。

このほか、イ・デホは最多安打争いでもイ・ジョンフ(185本)とピレラ(180本)の後を追う。

イ・デホ

引退年にもかかわらず、イ・デホのように全盛期さながらの活躍を見せる選手はそういない。読売ジャイアンツなどで活躍したイ・スンヨプ(李承燁、46)でさえ、現役最後の2017年の記録は135試合出場で打率0.280、24本塁打、87打点だった。

最後のシーズンだけ見れば、事実上イ・デホがイ・スンヨプを上回る記録を積んでいるわけだ。

そんなイ・デホには指名打者部門のゴールデングラブ賞受賞が有力視されている。昨年には141試合出場で打率0・325、156安打、30本塁打、111打点を記録したヤン・ウィジ(35)が選ばれた。

イ・デホは30本塁打こそ及ばないが、打率と安打数ではすでに昨年のヤン・ウィジを上回り、100打点達成も時間の問題としている。KBO全体でも、打撃面でイ・デホを上回るような選手はほぼいないといっても差し支えない。

もう少し欲張るのであれば、レギュラーシーズンのMVP(最優秀選手)までも期待することができる。

イ・デホは10月8日、釜山(プサン)にあるロッテ本拠地の社稷(サジク)球場でのLGツインズ戦を最後に現役生活のピリオドを打つ。

イ・デホ

今シーズン、イ・デホには何度も「仮にも引退を撤回する可能性はないか」という質問が飛んだ。その度に、彼は決まって「引退を翻すことはない」ときっぱり答え、決意の固さを表していた。

最近では、イ・デホのソフトバンク時代の元同僚である内川聖一(40、東京ヤクルトスワローズ)がNPB引退を発表した。2人は2015年のソフトバンクで「4番・内川」「5番・李大浩」の打順で並び、球団のパ・リーグ及び日本シリーズ2連覇に貢献。イ・デホは韓国人選手初の日本シリーズMVPに輝いた。

「大衆の拍手を受けるときに去る」という、すべてのアスリートが夢見る頂点での引退を目前にしているイ・デホだ。韓国で「朝鮮の4番打者」の異名を持つ大砲が、最後の舞台でどんな業績を残してくれるかに注目したい。

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