ユン・イナは、今年6月16日から19日にかけて行われた「DBグループ・第36回韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」の第1ラウンド15番ホールで“誤球プレー”を犯すルール違反をした。
当時、ユン・イナはティーショットで右にそれた球をラフで発見したと判断し、そのままプレーを続行した。
しかしその後、ユン・イナが自身がマークした球ではなく、まったく別の球でプレーを続けていたことがわかった。ユン・イナ本人も、大会中はこの事実を認知していた。結局、同大会でユン・イナは予選落ちした。
そして、大会終了から約1カ月が過ぎた7月に、ユン・イナは同大会を主催した韓国ゴルフ協会(KGA)に誤球を自ら申告した。
当時、ユン・イナは同月14日から17日にかけて行われた韓国女子ツアーの「エバーコラーゲン・クイーンズクラウン2022」で優勝を果たしていたが、その1週間後の同月25日に謝罪文を発表し、大会出場を暫定的に中断することも明らかにした。
KLPGAに先立ち、KGAは8月にスポーツ公正委員会を開催し、ユン・イナにKGA主催大会への出場停止3年の懲戒を科した。
もっとも、KGA主催の女子プロゴルフの大会は「韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」のみであり、事実上1年に一度しか処分の効果がない。それだけに、本日KLPGAが下す懲戒の程度により注目が集まっている。
一方、賞罰委員会が行われるKLPGA協会事務局のビル前にはユン・イナのファンが駆け付け、ユン・イナへの善処を求めるプラカードや横断幕を掲げていた。また、ユン・イナがビル内に入る際には応援の声を送っていた。