豪快な長打でゴルフファンの人気を集め、新人王争いでも上位を走るユン・イナ(19)が、過去の大会で誤球をしていたことを認め、謝罪した。
韓国ゴルフ協会(KGA)はユン・イナに対する懲戒を討議しており、スポーツ公正委員会でも懲戒レベルが話し合われる。
ユン・イナは、去る7月14日から17日にかけて行われた韓国女子ツアーの「エバーコラーゲン・クイーンズクラウン2022」で優勝を果たした。しかし、同大会での第1ラウンド途中に、過去の大会で誤球をした疑惑が浮上した。
その大会とは、6月16日から19日にかけて行われた「DBグループ・第36回韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」。当時の第1ラウンド15番ホールで、右にそれた球を探していたところ、自分がマークした球ではなく、ほかの球でプレーを続けたという。
結局、ユン・イナは当時、自分の球でないことを認知したにもかかわらず、これを明らかにしないでプレーを続けたことを認めた。
その後、7月15日にユン・イナの自主申告を受けた「韓国女子オープン」主催のKGAは、ユン・イナを失格処理とした後、懲戒について討議している。
ユン・イナは今回の事態を契機に、当分自粛をする時間を持つ意味で、韓国女子ツアーの大会出場を中断することを明らかにした。
マネジメント会社CROWNINGは、「弁解の余地がない明確な過ちであり、ユン・イナ選手も今は深く反省している。KGAの懲戒を待っているところだ。今後、所属選手が同じ過ちを犯さないよう、より徹底的に教育する」と伝えた。
KGAはユン・イナの懲戒について熟慮している。ユン・イナは韓国女子ツアーで主に活動しているため、懲戒の実効性に疑問符がついている。ひとまず、スポーツ公正委員会を招集し、ユン・イナの懲戒レベルが決定される予定だ。
これとは別に、ユン・イナ自身が自粛期間を設ける可能性もある。ひとまず、来る8月2日から4日かけて行われる「済州三多水マスターズ」への出場を取り消すなど、直近の大会への出場を中断している。
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