元楽天イーグルスのペゲーロがLGツインズと契約。LG監督が期待するのは「日本での経験」

「ペゲーロは日本野球の経験があるところが最大の長所」

LGツインズのリュ・ジュンイル監督は、新外国人カルロス・ペゲーロの才能に関心を示しながら、このように述べた。

リュ監督は7月10日、斗山ベアーズ戦を控えて取材陣と会い、「ペゲーロは芹澤裕二コーチがよく知っている選手」とし、「楽天イーグルス時代、2軍で見守っことがあるよ」と語った。

そして「守備は外野が主なポジションだが、一塁も守れるそうで、(トミー・ジョゼフが抜けた)一塁手として練習させてみようと思う」とした。

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LGは7月10日、トミー・ジョゼフをウェイバー公示(契約期間中にチームが支配権を放棄)して、カルロス・ペゲーロと総額18万ドル(約1960万円、年俸15万ドル・インセンティブ3万ドル)の契約を締結した。先週、チャ・ミョンソク団長が直接アメリカを訪れて複数の選手を視察し、ペゲーロとの契約を決めた。

リュ監督は「ジョセフはパフォーマンスが悪かったわけではない。ヘルニアが繰り返され、(ウェイバー公示申請を)決心した」とし、「多くの候補がいて、ある選手は(交渉の時期に)メジャーリーグに上がった選手もいた。また別の選手は多くの移籍金がネックになった」と説明した。

(写真提供=LGツインズ)カルロス・ペゲーロ

ペゲーロは2011年、シアトル・マリナーズ所属でメジャーリーグにデビューし、5シーズンで103試合に出場。打率0.194、13本塁打、37打点を記録した。2016年には日本に渡り、楽天イーグルスに所属。3シーズンで259試合に出場し、打率0.265、53本塁打、145打点を記録した。

米ロサンゼルスにいるチャ団長も、「トリプルAの試合をしっかりと見た。トリプルAは今年から、メジャーリーグと同じボールを使っている。本当にボールが違うということを体感した。ボールがあまりに飛んでいたよ。パシフィック・コーストリーグでは、ホームラン数が昨年より40%ほど増加した。記録だけを見て、トリプルAの打者を信じることはできないと結論付けた」とした。

そして「複数の選手を見ていたなかで、ペゲーロが最も目に入ってきた。候補に入っていたロースター40人枠の選手たちは、契約上、連れてくることができなかった。現状で最善の選択をしたと思う」と述べた。

ペゲーロの契約に最も大きな影響を及ぼしたのは、芹沢コーチだ。

チャ団長は、「ペゲーロは楽天時代、人格も品性も素晴らしいという評価を受けたと聞いた。彼は2017、2018年に活躍し、楽天で年俸が200万ドル(約2億1000万円)まで行った」とした。

リュ監督は、日本で成功したペゲーロは韓国プロ野球の文化に、十分に溶け込むことができると期待した。彼は「ひとまずビザの問題を解決し、体の状態と試合感覚をチェックする。時差ぼけにも配慮しなければならない。試合でプレーする時期は、チームに来てからわかると思う」とし、「守備もそうだが、体格がいいから長打で活躍してほしい」と期待した。

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