“第二の秋山成勲”と期待されるキム・ソンオが、韓国の総合格闘技イベント『ROAD FC』で久しぶりに試合を戦うことになった。
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日本では名前を「山本聖悟」とするキム・ソンオは、来る5月14日、韓国の大邱(テグ)体育館で開催される『ROAF FC 060』のフライ級でイ・ジョンヒョンと対戦する。
キム・ソンオは韓国人の母親と日本人の父親の間に生まれたファイター。元暴走族の総長で少年院でも過ごした経歴から、日本の『朝日新聞』でも取り上げられたことがある。現在は秋山成勲率いるチーム・クラウドに所属している。
そんなキム・ソンオは去る2019年、母親の国で成功したいという思いで韓国に渡り、『ROAD FC』に挑戦。同年11月に鎮南(チンナム)体育館で行われた『ROAD FC 056』のメインイベントでデビューし、わずか1ラウンド2分45秒のTKO勝ちを収めたことで話題を呼んだ。
以降は新型コロナウイルスの世界的流行もあって日本に帰国し、国内で活動を続けていたキム・ソンオ。今回は久しぶりの『ROAD FC』出場ということもあり、韓国の格闘技ファンの間で注目を集めている。
対するイ・ジョンヒョンは、普段はラッパーとしても活動している異色のファイターで、2020年に『ARC 001』を通じてデビュー。現在まで無傷の6連勝をマークしており、昨年にはROAD FC新人賞を獲得。優れた打撃とグラップリング能力で、現時点でROAD FCフライ級に敵はいないという評価も受けている。
来る試合で7連勝を目論むイ・ジョンヒョンとの対戦を控え、キム・ソンオは『ROAD FC』に次のように意気込みを語った。
「母親の国でカッコいい姿を見せて、有名になって親孝行したい。イ・ジョンヒョン選手は試合中によく相手を挑発するようだが、自分と戦うときはそんな余裕を感じられないよう、息の根を止めてやりたい。尊敬する秋山成勲さんのチームの一員として、負けることは絶対に許されない」
はたしてキム・ソンオはイ・ジョンヒョンの連勝を阻止することができるのか。1カ月後の試合を楽しみに待ちたい。
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