“韓国サッカーの新星”イ・ガンインを「数字」と「データ」で分析…その才能とは?

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数字とデータを見ても、U-20韓国代表イ・ガンイン(18・バレンシア)の存在感を知ることができる。

イ・ガンインは、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ6試合で、1ゴール4アシストを記録している。今大会で最も多くのアシストを記録中で、ノルウェーのイェンス・ホッジと同数だ。

だがホッジはグループリーグ最終戦のホンジュラス戦で多くのアシストをあげただけなので、その価値は若干下がるといわざるを得ない。イ・ガンインは試合のたびに活躍しており、しかも韓国を決勝進出に導いた。

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数字とデータを見ると、イ・ガンインが今大会でどれほど圧倒的な活躍を続けているかを確認することができる。

スポーツデータの収集、分析評価を専門とするSportsMaticsが提供した資料によると、イ・ガンインはグループリーグ3試合と決勝トーナメント3試合の計6試合で、530分間プレーした。

6試合で試みた“チャレンジパス”は、なんと29本に達している。1試合当たり4.8本で、18分間に1本の割合でチャレンジパスを試みたわけだ。チャレンジパスとは、文字通り「挑戦的なパス」のことで、攻撃の決定的なチャンスを作るパスを意味する。

イ・ガンインは、優れた視野と洗練されたキックの持ち主。さらに果敢で創造的なプレーを持ち合わせている。仲間の動きを生かした積極的なパスをよく試みる。準決勝エクアドル戦でも、75分間でチャレンジパスを6本も記録した。

(写真提供=韓国サッカー協会)イ・ガンイン

イ・ガンインはチャレンジパスを毎試合多く記録しながらも、6試合平均79.1%のパス成功率を記録している。イ・ガンインのように相手のプレッシャーが多い2列目の中央とサイドは、一般的にパス成功率を上げることが容易ではない。しかし挑戦的なパスをしながらも、80%近いパス成功率を維持しているという点で、高い評価を与えることができる。

またボールタッチの回数を見ても、イ・ガンインがU-20韓国代表チームに及ぼす影響力を知ることができる。

イ・ガンインは今大会6試合で、計1060回のボールタッチを記録した。韓国全体のボールタッチ回数が6128回であるため、なんとイ・ガンイン1人で全体の17.2%を占めている。一般的にボールタッチが最も多いプレイヤーは、センターバックや守備的MFだ。攻撃的MFの場合、相手MFやDFの集中マークを受けるため、ボールに触れることが難しい。しかしイ・ガンインは、今大会で毎試合チーム最多のボールタッチを記録し、圧倒的な影響力を示している。

延長戦に交代した準々決勝セネガル戦のみ182回で、センターバックのキム・ヒョンウと同数だったが、残り5試合では単独1位を記録した。15分ほど早くベンチに戻ったエクアドル戦でも、2位コ・ジェヒョン(107回)よりも多い143回だった。

イ・ガンインは、これまで韓国サッカーで見ることのできなかったタイプのMFだ。大胆に予想外のルートにパスを送り、ボールによく触れながらも簡単に奪われない。2001年生まれだが、1999年生まれが参加するU-20ワールドカップで“群鷄一鶴”の活躍を見せている。

このまま成長すれば、韓国サッカーの柱になる可能性は十分だ。

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