韓国女子バレーVリーグに珍風景? マスク姿でプレーする選手たちの「二重苦」とは?

「息が切れてコミュニケーションもうまくできない」

韓国のプロ・バレーボールVリーグの現代(ヒョンデ)建設に所属するセンターのヤン・ヒョジンは2月22日、水原(スウォン)体育館で行われたIBK企業銀行とのVリーグ第5ラウンドの対戦を終えた後、マスク着用で伴う困難についてそう語った。

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ヤン・ヒョジンは「正直、息切れがしてコミュニケーションもうまくいかず、大変だ。試合中、チームメイトとは互いにたくさん話さなければならないのに、それがうまくいかなくてもどかしい。話をしなければいけないのに、よく聞き取れないことが最も大変だ」と話した。

外国人選手であるヤスミンも同じ意見だった。

ヤスミンは「ラリーが長くなると息が苦しくなる。ヤン・ヒョジンが話したように、試合中の疎通も難しい。結局マスクをはずしたが、それさえもぎこちなく感じられた」と付け加えた。

マスクを着けてプレーする選手たち

新型コロナウイルスの感染拡大で中断されるも、2月21日に再開されたVリーグ女子部の選手たちは、大多数がマスクをつけたまま試合に臨んでいる。

Vリーグにマスクが初めて登場したのは2月11日のことだった。ペッパー貯蓄銀行が興国(フングッ)生命との試合で、選手全員マスクを着用して試合に臨んだ。

興国生命ではリベロのキム・ヘランだけがマスクを着けていた。以後、Vリーグ男子部でもマスク着用が大勢となった。2月21日にリーグが再開された後もそれは変わらなかった。

試合中のマスク着用は義務事項ではない。韓国バレーボール連盟はマスクの着用を勧告しているが、強制はしていない。

「バレー連盟コロナ19対応マニュアル」によると、選手たちはコートを除いた全ての区域でマスクを着用しなければならないが、コート内では外しても構わない。

実際、一部の選手は試合序盤こそマスクをしていたが、その後に不便を感じて試合途中に外していた。特に、スパイクなど攻撃をする選手たちにとってはマスク着用が煩わしい。

試合中のマスク着用が新型コロナの予防と拡散防止にどれほど役立つかもわからない。

バレーボールは相手との接触がほとんどないスポーツだ。攻撃の時にはマスクが流れ落ちて鼻を露出することもあるが、すでに陽性判定を受けて治療と自己隔離を経て復帰した選手たちにとってはさほど意味が大きくないかも知れない。再感染の可能性はほとんどなく、結果的に感染が確認されていない選手も感染する確率は非常に低いと言える。

しかし、各チームの方針に従って、大多数のチームがマスク着用で試合に参加している。警戒心を忘れず慎重に対応しなければならないという考えのためだ。

現代建設のカン・ソンヒョン監督は「我々のチームは練習ではマスクをして臨んできた。選手たちは居心地が悪そうだったが、選手たちには自分と相手を保護するためにマスクを使うのが筋ではないか」と説明しているという。

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