“両足”で得点できるソン・フンミンのシュートは、一発勝負のCL決勝でさらに輝く

韓国人選手の両足活用能力は世界のサッカー界でも認められているが、特にソン・フンミンは定評がある。

元イングランド代表MFであり、放送解説者であるオーウェン・ハーグリーヴスは最近、ソン・フンミンの左足ゴールを見て「利き足(右足)ではない足で、最も良い決定力を持っている」と絶賛した。

今シーズンの統計がソン・フンミンのバランスを証明する。ソン・フンミンはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝・第2戦、マンチェスター・シティとのアウェー戦でマルチゴールを記録し、今シーズン計20得点を決めた。

驚くことに、きっちりと左足10得点、右足10得点なのだ。

相手GKの目の前で急激に落ちるソン・フンミンの右足シュートは、脅威の対象となって久しい。最近は、左足のカーブシュートでゴールネットの隅を揺らすことも多い。昨年のロシアW杯メキシコ戦の得点と同様のパターンだ。

欧州や南米の選手たちは、利き足で多くの得点を生んでいる。リオネル・メッシは、左足のゴールが80%以上だ。クリスティアーノ・ロナウドは、ヘディングゴールが少なくない割合を占めているが、「両足」だけで計算すると右足による得点の割合が高い。守備する相手選手の立場からは、ある程度の予測が可能になる。

だがソン・フンミンはそうではない。プロ生活を続けながら左足がますます洗練され、ディフェンダーにとってはやりづらい相手となっている。最近は左足でも右足でもソン・フンミンがシュートを試みる際、体を投げ出して守備するディフェンダーまで登場した。

来る6月2日、スペインで行われるチャンピオンズリーグ決勝でも、ソン・フンミンの“両足”は、所属するトッテナムの戦力として評価を受けており、リバプールを崩す“武器”に挙げられる。

ソン・フンミンとともに1~2列目を行き来するルーカス・モウラまで最近、苦手としていた左足でゴールを叩き出し、トッテナムに力を加えている。ルーカス・モウラは5月9日に行われたアヤックスとのCL準決勝・第2戦で、左足でハットトリックを完成した。

【関連】ソン・フンミン、CL決勝戦でベンチスタートか…「ルーカス・モウラは外せない」

ますます破壊力を増す右足と、洗練されていく左足。ソン・フンミンは残り2週間余りの間、プレミアリーグ最強のリバプールを撃破するシュートを準備する。予測不能な彼のシュートが、一発勝負のチャンピオンズリーグ決勝でさらに輝く。

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